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2016年夏休み北海道百名山弾丸登山「羅臼岳」編

投稿日:2016年10月15日 更新日:


2016年第25弾 夏休み北海道日本百名山の旅で登った「羅臼岳」
(百名山69座目)

 2016年G/Wは中国・四国・九州の百名山を巡り、今回の夏休みはチョッと有休を付けると16連休が取れたので北海道の百名山 利尻岳・羅臼岳・斜里岳・阿寒岳・大雪山・トムラウシ・十勝岳・幌尻岳・後方羊蹄山の9座を登りに行ってきました。

結果は、北海道に滞在7日と2時間(8月6日17:30~8月13日19:30)で百名山8座登りました。
8月7日(日):幌尻岳
8月8日(月):台風5号の影響でOFF & 移動
8月9日(火):後方羊蹄山
8月10日(水):十勝岳旭岳
8月11日(木):雌阿寒岳斜里岳
今回は8月12日(金):羅臼岳
8月13日(土):トムラウシ
トムラウシ以降北海道の天気がしばらく悪いので利尻岳を残して撤退デス。


<あらすじ>

 8月12日(金)は羅臼岳に登ります。
 羅臼岳は数年前の家族旅行の時、知床峠から見えて綺麗だったので北海道百名山弾丸登山で楽しみな山の1つだ。

 前日は「道の駅 うとろ・シリエトク」で車中泊でした。夜に自宅から洗濯機が壊れた~のSOSが入って通販で購入する手はずを整えたり大変だった。

 知床半島の西側の岩尾別温泉から登ります。
 3時30分に起きて、朝飯・着替え・トイレを済ませ、13km離れた木下小屋のある岩尾別温泉を目指す。途中ダートもなく順調に5時前「ホテル地の涯」駐車場に到着。ホテルの駐車場は満杯だったので、道路脇に邪魔にならない様駐車し登山準備してスタート。「ホテル地の涯」の脇を抜けチョッと進むと登山道入口に「木下小屋」があった。

 登山道は至って普通でどんどん標高を上げ、オホーツク展望を過ぎると弥三吉水と呼ばれる水場に到着。この登山道を作った木下小屋初代主人の木下弥三吉の名がつけられている。でもエキノコックスが怖いので顔を洗っただけで出発。
 次は極楽平と呼ばれる場所で、傾斜のない平らな登山道がしばらく続く。更に進むと仙人坂で標高上げ、途中銀冷水を過ぎて傾斜のあるきつい登りを越えると羅臼平に出た。いよいよ羅臼岳とご対面~♪なかなか凛々しい姿をしている。

 羅臼平(1,347m)は羅臼岳(1,661m)と三ツ峰(1,509m)の間の開けた場所で、羅臼岳は羅臼平から巨大な岩峰を急激に立ち合上げそそり立っている。
 羅臼平のテント場にはテントが2張り。ココで行動食SOYJOYを2本食べ羅臼岳頂上に向けて進む。テント場のすぐ先には食糧庫が設置されている。これは夜テント内に食料を置いていると熊が寄ってくるので、テントから離れた場所に食料を保管するために設置されている。

 展望の効くハイ松帯をしばらく進むと岩峰の基部に取りつく。ココには岩清水と呼ばれる岩場から染み出て滴り落ちる水場があり飲料可能と言われる。(自己責任で) チメタくて旨い水をコップ3杯一気飲み?ついでにペットボトルのぬるくなった水を捨て新たに汲む。
 ココから岩場が増え始め、頂上直下では岩から岩へ飛び移りながら登って行き頂上に到着。

 本日も斜里岳に続き快晴? 知床半島はもちろんのこと北方領土まで見渡たせる。北側に目を向けると三ツ峰~サシルイ岳~オッカバケ岳~硫黄岳と続く知床連山の楽しそうな縦走路。登ってくる途中でも大きなザックを背負っていかにも縦走する人が恨めしい羨ましかった。30分ほど頂上に滞在し、離れたくないような気持ちを抑えて下山を開始しました。
 下山後は、「ホテル地の涯」の温泉で誰もいない混浴の露天風呂に入った。。。。

 残る北海道の百名山は利尻岳とトムラウシの2座。この後は利尻島に渡り利尻岳に登り、最後にトムラウシに登って苫小牧からフェリーで帰る予定でいたけど、2日後から台風が来て更にその後も1週間以上天気が悪い予報。(ご存知のようにその後北海道は洪水で大変なことになる)
 どう考えてもあと1座しか登れ無い。利尻岳に登るには移動に前後1日、登り1日の3日は必要で悪天候で登れないかもしれない。
 利尻島であればこの先も家族で観光に来たついでに登ることも可能だけど、流石にトムラウシは観光って訳にもいかないのでトムラウシに登ることに決定。帰りのフェリー発着場の苫小牧にも近いしネ。

 トムラウシに最短で登れる330km離れたトムラウシ温泉の奥にある短縮林道登山口に向けてひたすら車を走らせる。道東自動車道に乗り十勝清水I.Cで降り、途中のコンビニでお弁当を買うついでにスマホで2日後の新潟行きのフェリーを予約。
 その後も短縮林道登山口を目指すがトイレなど不安もあり結局「道の駅うりまく」で車中泊した。

<おしまい>



岩尾別温泉「ホテル地の涯」。木下小屋はどこだ?






羅臼岳には「ホテル地の涯」の右端を進む。






チョッと進むとありました木下小屋。標高230m。低い!
国際色豊かでフランス人のお姉さん2人が泊まってました。






登山道に入る。






極々普通の登山道が続く。






標高497m「オホーツク展望」






振り返るとオホーツク海!






更に進むと羅臼岳頂上が見えた!






アップにするとこんな感じで見える!
ゴツゴツしていて隊長好み?






ミヤマウイキョウ






何だったか覚えてない。






弥三吉水。水場とテント指定地。






水場だけどエキノコックス怖くて飲めない。顔を洗っただけで通過。






まだまだ頂上は遠い~!






極楽平。しばらく平坦な道が続く。






極楽平が終わり急坂に入る仙人坂。






標高1,038m「銀嶺水」ココもテンと指定地。






標高1,174m「大沢入口」ココからしばらく急登が続く。






ギリ日陰で涼しくて登り易い。






ココを登りきれば羅臼平だ!






エゾキンバイ。






エゾコザクラ。






日陰にある雪渓の冷気で涼しい。




ドンドン厳しい登りなって来る。






羅臼岳の雄姿に期待しながら登る。






羅臼岳キタァーッ。






羅臼平到着。






羅臼平のテント場。






食料庫。テント内に食料を残しておくと熊が寄って来るので、
テント場から数十メートル離れたこの中に食料を移動させる。






羅臼平後方には「三ツ峰」標高1,509m。






北方領土。






♪頂上近い。でもまだ200mの標高差






岩清水分岐。羅臼側の登山口の合流部。






滴り落ちる湧水。






チメタくて旨い。






更に登って振り返ると知床連山が見え始めた。






中央が頂上。






頂上は近いぞ。






頂上直下まで来た。






頂上直下で振り返ると知床連山。






一番奥が硫黄岳。






頂上目の前。






木下小屋から3時間20分で頂上到着。






オホーツク海。






良い天気で良かった!






頂上にまたシマリス君。






国後島の羅臼山と小羅臼山が見える。






【雑感】


 羅臼岳は熊を気にしていたけど、全く気配すら感じなかった。
 羅臼平からの羅臼岳は神々しく美しかった。次は硫黄岳まで縦走したいぞ!



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