〝木曽駒ケ岳・将棊頭山・宝剣山・三ノ沢岳〟に登ってきました!
何故かなんとなく足が向かなかった中央アルプスに行ってきやした。なんで未踏なのかはいまだに謎で、上高地や南アルプス南部に比べるとアクセスはしやすいはずなのに何故だろう。
ココには私の目指す日本百高山が9座あり一気に数を稼ぐには絶好の場所。この週末3泊4日で一気に登る計画を立てたが、大型の台風19号が近づいているため大幅短縮し日帰りで木曽駒ケ岳周辺の3座(木曽駒ケ岳・将棊頭山・三ノ沢岳)登ることにした。この3座を登っておけば次回は1泊2日で6座登ることが出来る。
この3座を登るコースタイムが11時間。ロープウェイの始発に乗って千畳敷駅に到着が6時で最終が17時。。11時間あるので大丈夫でしょう。
金曜日の仕事を終え、帰宅し夕飯と風呂を済ませて出発!中央高速を通って駒ヶ根I.Cで高速を降りるとスグに菅の台バスセンター駐車場に到着。1回500円で何日でも泊められる。上高地も見習ってほしい。。この時点で1/3ほど埋まっていた。すぐに後部座席を倒しマットを敷いた上に寝袋を広げて仮眠。バスの始発が5時過ぎなので4時に目覚ましを掛けて寝た。
3時頃から駐車場内に動きが始まっているが無視して4時まで寝てその後朝飯を食べ着替えて車から4時30分頃車外に出ると、チケット売り場とバス乗り場には長蛇の列。最初にバスの列に並んだがチケットを購入してからバスの列に並ぶ決まりになっていたので、チケット売り場に行って購入後バスの最後尾にまた並び直す羽目になった。こんな時単独はツライ。
結局5時30分頃のバスに乗り、ロープウェイ乗り場でまた待たされて千畳敷駅に到着したのは6時30分過ぎで、登山届を出したり準備して登り始めたのは7時前になっていた。ロープウェイの最終まで残り時間が10時間となったけど、まあ大丈夫でしょう。
まずは千畳敷カールを登って宝剣山荘を目指して歩き出すが、ココは観光地。。。。登山道の途中で座り込むオバサンや、後に登山者が繋がっているのに登山道の真ん中で写真を取り出す始末。最初はおとなしく列を乱さずに歩いていたが、途中から登山道が広くなったタイミングで先に行かせてもらった。
地図を忘れてきたので宝剣山荘で「将棊頭山」に行くルート尋ねたら中岳を越えて駒ヶ岳頂上山荘を越えて木曽駒ケ岳を巻いて馬ノ背を進むように教えられた。後で地図を見ると宝剣山荘から濃ヶ池を経由して濃ヶ池分岐に出るルートが最短なんだけどなんで?
中岳を越えて駒ヶ岳頂上山荘から巻き道にルートに向かった。駒ヶ岳頂上山荘には中央アルプス唯一(?)のテン場がある。もっとテン場増やしてよ~!
巻き道を進むとすぐに馬ノ背と合流し小ピークを過ぎるとこれから向かう将棊頭山が見えてくる。ヤセた尾根を下り濃ヶ池分岐を過ぎてしばらく歩くと石に掘られた立派な聖職ノ碑・避難碑が表れる。ココを過ぎて西駒山荘と将棊頭山の分岐を過ぎればすぐに将棊頭山に着いた。ココから同じ道を戻って木曽駒ケ岳に向かう。
木曽駒ケ岳に着くと観光登山客がわんさと居てうっとうしいので写真を撮ってさっさとずらかる。
宝剣山荘裏手でカップラーメンを食べて宝剣岳を目指す。ココは鎖場のある岩場を登ることになる。要所要所には係員が居て岩場の交通整理をしていた。そこから三ノ沢岳分岐までも鎖場が連続する。楽しい~♪
三ノ沢分岐から三ノ沢岳まで片道C.T1時間40分~2時間を往復する。こちらに向かう人は極端に少なく4人パーティーと単独の5人としかすれ違わなかった。人の通りが少ないので藪漕ぎする場面が時々あったりなかなか面白い道のり。往復2時間30分で三ノ沢分岐まで戻って来て、あとは極楽平まで行って千畳敷駅まで下り今回の山歩きは終わった。
しかし最後に千畳敷駅でロープウェイで2時間待たされた。ロープウェイは60人乗りが9分間隔で動いていたので700~800人が下山を待っていたことになるが、まだあとから続々と下山してきたので多分1000人以上いたと思う。救われたのは整理券が配られたので列に並ばなくても良かったこと。
下山後は〝こぶしの湯〟で汗を流し、〝明治亭中央アルプス登山口店〟でソースかつ丼を食べて帰った。
おしまい!
日の出前からバスに並ぶ人。係員の人に聞くとこれでもピーク時の半分くらいだそうだ。
バスの次はロープウェイで待たされる。
混雑時は9分間隔で運行される60人乗りゴンドラ。
ロープウェイの窓から撮ったけど紅葉は全然ダメだった!
2,612mは駅としては日本最高所。
新穂高ロープウェイ西穂高口駅が2,156mなのでかなり高い。
南アルプスの山々。富士山がチョッと顔を出す。
千畳敷駅前にはこれからの登山を前に柔軟体操をして気合を入れる沢山の人!
駒ヶ岳神社の前を通って登山道に入る。
八丁坂を登って乗越浄土に向かう。
剣ヶ池方面。
乗越浄土が標高2870mなので標高差260mほど。
途中で千畳敷駅を振り返る。
もうすぐ乗越浄土。。
またまた振り返る!
乗越浄土到着!
まずは中岳を目指す。
中岳到着。
中岳の先には木曽駒ヶ岳。下には駒ヶ岳頂上山荘とテン場
駒ヶ岳頂上山荘まで降りてきた。テン場は数張。
台風の到達が少し遅れたのでココにテン泊しても問題なかった。。。
巻き道を使って将棊頭山に向かう。
小ピークを超えると、将棊頭山が見えて来た!
*マウスを画像の上に乗せると「将棊頭山」の頂上に矢印が出ます*
稜線を歩いて将棊頭山を目指す。
チョッと前に歩いた針ノ木岳の稜線にも似ている。
振り返ると右が木曽駒ケ岳・小ピーク・中岳・宝剣岳
濃ヶ池分岐。。将棊・将棋?
木曽駒ヶ岳をまたまた振り返る。ずいぶん離れたな~
聖職の碑・避難碑
西駒山荘・将棊頭山分岐
将棊頭山が見えて来た
右下には西駒山荘。。なんとなくいい雰囲気。。寄ってみたかったけど諦めた。
またまたまた振り返る。あそこまで登り返さないといけない。
将棊頭山(2730m)到着。日本百高山84位。
前々から名前が変わっていたので気になっていた山に登れてよかった~
木曽駒ヶ岳に向かって登り返す。
小ピーク手前からみた濃ヶ池。。干上がる寸前。
エメラルドグリーンの綺麗な池かと思ったけど・・・・・・・
木曽駒ケ岳(2956m)到着。日本百高山25位。
眼下には頂上木曽小屋。右上には2週間前に噴火した御嶽山。
登山者多数。
どこが頂上ダ?
続いてあの尖がりの宝剣岳を目指す。
その前に腹の虫にカップラーメンを食わせる!
小説家〝太田蘭三〟のくだり。
宝剣岳は岩稜帯。
登山道渋滞しているので、振り返って天狗荘・宝剣山荘。
大したことないが鎖場。
目の前の岩が宝剣岳頂上。
2931mあるが木曽駒ケ岳に含まれ日本百高山にはカウントされず。
岩々していて木曽駒ケ岳よりこっちの方が好み。
三ノ沢分岐を目指して岩稜帯を越える。地図上では危険マークのあるコース
高度感ある鎖場が続くよ。
岩をくぐって。
垂直の長い鎖の登り。
宝剣岳を振り返る。
久々の高度感で嬉しくなる。足首の曲りが変?
岩~岩間の鎖にぶら下がって渡ります。ウソです
三ノ沢岳分岐から千畳敷カールを見下ろすとこんな感じ。
反対側に三ノ沢岳。グヘェ~!遠いなぁ~
こちらは空木岳に向かう縦走路。
三ノ沢岳までも面白そうだ!
藪漕いで進みます。
岩をよじ登り。
立派なケルン。風化して字が読み取れない。
ケルンから振り返ると中央アルプス主稜線。
三ノ沢頂上に向けた最後の登り。
登りきったら山の後ろ側に回り込む。
岩の間から紅葉。
三ノ沢岳(2847m)到着。日本百高山46位。。
さて三ノ沢分岐まで戻りますか!
日が短くなってきて13時30分なのに山の影が落ちてきた。
藪漕ぎ。
C.T往復4時間のところ2時間30分で三ノ沢岳往復完了。
千畳敷までの下山道がある極楽平に向かう。
千畳敷駅。
極楽平。
階段状の登山道は歩き難い!
15時に千畳敷駅到着。ココから2時間ロープウェイを待つことになる。。
明治亭のソースかつ丼。
噴火して2週間経過した御嶽山はまだ噴煙が沸き立つ。
不明者の捜索は続いている。
【雑感】
楽なロープウェイのがあると観光登山で沢山の人が押し寄せて大変!沢山の人が来るとマナーがな~。。。。こんな理由でなかなか足が向かなかったのかもしれない。富士山なんかも沢山くる時期を外して5月に登っているくらいだから。
山としては中央アルプスも北アルプスに負けず劣らず良い山でした。中央アルプス残り6座早めにクリアしたいと思っているけど何時になるか。。
また噴火するかもしれない頂上で、自分の命を顧みず懸命に不明者を探す自衛隊並びに消防・警察の方々には敬意を払わずにはいられない。