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酒と登山とカメラと写真とチョッとだけ仕事の日々

山登り

早川尾根

投稿日:2011年10月30日 更新日:

2011/10/28・29

 早川尾根から鳳凰三山まで縦走して来ました。

先月に行った甲斐駒ケ岳から見た鳳凰三山に続く早川尾根。去年から行ってみたいと思っていて、ようやく行くことが出来た。

帰りの自由度を優先して、夜叉神峠登山口に車を置きバスで北沢峠まで行き、そこから早川尾根⇒鳳凰三山⇒夜叉神峠登山口で車をピックアップして帰ってくる計画。

問題は何曜日に北沢峠に入るか?で、この時期になると平日は夜叉神峠登山口バススタート時間がAM7:50。広河原発北沢峠行きがAM9:00で北沢峠着がAM9:30になり、登山スタートがAM10:00になってしまう。
これだと、行ける範囲が限定され、小屋閉めした早川尾根小屋までしか行けない。本来であれば鳳凰小屋まで行っておくと次の日の行程が楽になる。
最大の問題は早川尾根小屋でビールが買えない・・・・・これは大問題!!
会社を月曜日は休めないので、土曜日に入ると予備日が無い。。

結局、金曜日に入り早川尾根小屋までの行程を決めた。
2日目は、無理をせず南御室小屋で泊まり日曜日に帰宅する行程。
1日目のビールは自宅から持っていくことにした。←そこまでして飲みたいんかい!

AM7:50分発のバスに乗ればいいので、自宅をAM4:00に出発。夜叉神峠登山口に着いたのは、AM6:50さすがに平日なので駐車場は少なめ!ノンビリ準備する



相乗りタクシーのおじさんに乗れば早く登山開始出来るよ言われるが、
広河原⇒北沢峠のバスの出発がAM9:00なので広河原に早く付いても待ち時間が長いだけで
意味がない。でも結局はタクシーに乗って広河原に向かった。900円也





タクシーのおじさんがやたらと途中で止まって観光案内をしてくれる。
昔ココまで昭和天皇が来たんだよとか・・・・・





タクシーでたまたま隣に座った人との会話の中で、下ノ廊下の話になった。
この人も私が行った次の週に行く予定だったらしく予定を変更したらしい。
更に情報を得るために、私のブログも見たとのことでした。世の中狭いな~




広河原に来るまでに3箇所ほど止まり、AM8:15ようやく広河原に到着。
広河原⇒北沢峠の切符の販売が8:30から





時間があったので、吊り橋まで行き北岳の写真を撮る。天気は絶好調!




広河原を9:00に出発し9:30北沢峠着。
坂を下って北沢駒仙小屋に向かう。ココで水を1.5L汲む。





北沢駒仙小屋
北沢駒仙小屋は古くて耐震性に問題があり、来年に向けて建て直すため
小屋の前まで工事車両が入っていた。





北沢駒仙小屋前の橋を渡る。




橋を渡るといきなり分岐。
栗沢山(早川尾根)と仙水峠(甲斐駒ケ岳)の分岐があり栗沢山方面に進む。





栗沢山までは急登が続く。木の根が凄い!




夜叉神峠登山道から一緒のおじさんで、私と全く同じルート歩くそうだ。




尾根道に出ると傾斜が緩くなる。




尾根道を進むと倒木の塊




栗沢山手前までは、歩きやすい道が続く。




栗沢山が近づいてくると、岩が多くなり手も使わないと登れない場所が増えてくる。




イキナリ視界が開けた




栗沢山頂上手前の岩の上で初めての休憩をとる。
気圧でパンパンに膨れた〝つぶあんパン〟





北沢峠を挟んで〝仙丈ケ岳〟




すぐ横には花崗岩が美しい〝甲斐駒ケ岳〟




チョット移動して、〝栗沢山〟頂上。
標高2714mあり、本来であれば日本100高山89位にカウントされる標高だが、
アサヨ峰が近いこともあり、日本100高山から外されている。





アサヨ峰に向けた岩場登りが続く




岩場の登りが続くが、全く問題なく進める。




今回すべての山に巻き道は存在せず、すべて頂上を踏む。
岩をガシガシ登って行くのが超楽しい~





今思うと、鳳凰三山含めてロープ・鎖全くない。
ありがたい。道だけ示して余計なことは止めて欲しい。





登ってきた道を振り返ると、なかなか険しい!




視界の先にアサヨ峰頂上が見えてくる。




日本100高山65位アサヨ峰頂上頂きました。




登山道がハイマツに覆われる!
登山者が少ない証拠。。





早川尾根の向こうに鳳凰三山と富士山!絵になる~




振り返ると遠くにアサヨ峰




所々に険しい場所あるが、問題はなし。




今一早川尾根小屋の位置が分かりにくい。
それでも時間的にそろそろ到着するころ





PM2:45に早川尾根小屋に到着
完全に冬支度で看板もない。





水の流れは多いが、ゴミが多く飲料としては向かない。




こちらの水は飲料に向いていそう。。
但し、1リットル汲むのに5分ほどかかる。
小屋が開いている時にはメンテされて問題ないと思う。





今回のエネルギー源
早川尾根小屋が閉まっていてビールを買えないので、
500cm3を1本と、日本酒900cm3とフラスコにウイスキー!






2011/10/29


AM4:00目覚ましの音で目が覚める。
昨夜の冷え込みはそれほどでもなく、ナンガのスェルバッグ380DXで問題無く寝れた。
朝飯を食べて、うだうだとして撤収し、出発できたのは、AM6:00過ぎ





しばらく歩いて無名のピークで、北岳と小太郎山




広河原峠に到着。
ココからC.T2:30で広河原方面に下ることが可能
高嶺・鳳凰三山方面に進む。





幾つもの峰を越えて登る。




登れば下るのは宿命か!




そんなこんなで、鳳凰峠に到着。
ココからもC.T2:00で広河原に降りることが可能





ココからは、高嶺に向けた登りが始まる。




高嶺頂上直下の難所1




難所2
赤いリボンが付いているのでここを登るしかない。。





ようやく、日本100高山68位高峰頂上頂きました。




高嶺からは、稜線を歩き鳳凰三山を目指す。




鳳凰三山らしく花崗岩の白い岩肌が目立ってきた。




奇岩と、白い砂の景色がしばらく続く。




ようやくアカヌケ沢ノ頭に到着。
本日は地蔵岳はスルーして観音岳に向かう。





アカヌケ沢ノ頭




アカヌケ沢ノ頭から観音岳を見る。




途中のコルにて。
ココから地蔵岳を巻いて鳳凰小屋に直接行くことも可能。





ようやく観音岳に到着
ココからの風景は格別です。特に北岳と富士山の展望が見事!





前回来た時に写真を撮り忘れた薬師岳頂上写真を今回はゲットしました!




薬師岳からチョット下ると薬師岳小屋。
この小屋には前回子供と共に泊まった。特段悪い扱いは受けていないが、
北アルプスの山小屋と比べると、建物・食事・トイレなどかなりレベルが低い。
人気の山なのでもう少しいい環境が欲しいところ。





砂払岳を越えて南御室小屋を目指す。




森林限界から樹林帯に突入し、しばらく下ると南御室小屋にでる。
小屋の外観はかなりボロイが、環境は抜群です。





まずは水場!
完全なる湧水で量も豊富でちめたくて旨い!





綺麗に整地されたテン場!
次に冬には必ず来るぞ。。





南御室小屋を後にして、夜叉神峠を目指す。
いろいろなブログで聞いてきたが、緩やかで歩きやすい道が夜叉神の森まで続く。





苺平




南御室小屋方面と夜叉神峠方面と甘利山方面の三差路




噂通り歩きやすい道が続く♪
これだと、雪でも歩きやすそう。





歩きやすいが傾斜が緩い分だけ距離が長い。
延々下ってやっと夜叉神峠に到着。





多くの人が休憩と、一部のグループは宴が始まっていた。
一口水を飲んですぐに出発





降り始めるとすぐに十字路!
左に折れて夜叉神峠登山口を目指す。





途中で膝の筋肉疲労が進んで、若干ペースダウン。
それでも南御室小屋から約2:30で下山できた。
下山後は金沢山温泉で温泉に入り自宅へ向けて下山しました。





【雑感】

早川尾根はマイナーなルートで、静かな山旅が好きな人には好い縦走路です。
難所と言っても注意すれば問題なく通過できるし、早川尾根小屋があるのでビバークの心配もなし。
展望は、甲斐駒ケ岳・仙丈ケ岳・富士山・鳳凰三山・八ヶ岳が眼前に迫り迫力ある風景が堪能できる。特に観音岳から富士山の風景は特筆ものである。
是非に冬の空気が澄んでいる時期に再度訪れたい。

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