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山登り

雪の仙丈ケ岳

投稿日:2011年5月5日 更新日:


2011/05/02・03

2011年のG/Wに雪の仙丈ケ岳に登ってきました!

前々から、G/Wには涸沢に行くと決めていたので迷うことなくG/Wに近づくと坦々と準備をしていたが、直前の4月26日に涸沢小屋のH.Pを確認すると、「本日涸沢で大規模雪崩が発生し、横尾から上は入山禁止となりました」の記事を見つけてビックリ!
涸沢ヒュッテの売店まで流されちゃった模様。。。。。おでんが・・・・

しかも白馬の大雪渓でも雪崩で犠牲者が・・・・・
どうやら北アルプスはヤバイ感じ!

急遽新たな登れる山を探し始め、去年の夏に登った南アルプスの仙丈ケ岳がG/W登るには面白そうだ。伊那市側から林道バスが北沢峠の手前の歌宿まで運行しているし。

予定は、
初日ゆっくりお昼前の林道バスに乗り歌宿までバスで行き、そこから林道を北沢峠目指して6km歩き、北沢駒仙小屋にテントを張って一日目は終了!
次の日に仙丈ケ岳に登り、降りてきたらテントを撤収してまた林道を歌宿まで下って林道バスで帰ってくる一泊二日の工程
但し、埼玉から伊那までは遠い・・・・・・


自宅を6:00に出て、10:00過ぎに伊那市林道バスの出る仙流荘に到着!
40~50台は止められそうな大きな無料駐車場に止める。




駐車場には畳の敷いてある無料休憩所と、更衣室まで完備!
更衣室まであるとは、女性登山者には最適!




駐車場の横には軽食の取れる、バス乗り場まである。
↓運賃と時刻表はココを見てね!(大きめの荷物は200円必要)




バス停手前にある〝仙流荘〟立ち寄り湯も可能



今回の荷物です。
55L+10Lのザックががパンパンで、さらに外側にくくりつけてかろうじて
パッキング出来た。
雪山ならではの荷物は
・テント場の雪を整地するための簡易スコップ
・12本爪のアイゼン
・ピッケル
・雪の冷気を遮るために、銀マットとエアーマットのダブルで用意
・冬用シェラフ



総重量は23kg・・・歌宿から北沢峠まで林道を6km標高差400m・・・・・




このバスに乗って登りまーす。運ちゃんが林道の途中所々で止まって説明してくれる。




2:45出発の臨時便の予定が更に臨時便で11:40発が出た!
バス停から歌宿まで40分の道のり。後の山は鋸山
ココから林道歩きが始まる。




歌宿のバス停でバスの運転手と少し話をして林道を歩き始めるといきなりトンネル




北側の斜面に残る雪




山小屋の車は通っているので、バスも通れそうだが通行の許可が下りないとのこと。




大平山荘までくれば、北沢峠は近いゾ!
仙丈ケ岳に登る時に、藪沢新道を使う場合はココから登り始める。
北沢峠までのショートカットもできるが、アイゼンが必要なので
林道を遠回りして北沢峠に向かう。




林道横の斜面にニホンカモシカ登場!旨そうに新芽を食べている。




長衛荘!この辺では一番大きい山小屋




長衛荘を過ぎて少し下り、林道を左側に外れ少し進むと、北沢駒仙小屋のテン場が見えてきた。
あらら!テント場の半分は地面が見えている。
せっかく重いスコップまで持ってきたのに全く使えず・・・
わざわざ雪の上にテントを張る奴はいませんよね~




北沢駒仙小屋正面
ここでテント場代500円と、ビール500円(350cc)を払う。
若い主人の愛想が悪い・・・・




テントを張ってから陽射しが出てきたので、シェラフを温める。




尾西食品のアルファ米に熱湯を入れて15分待つ間に、
カレーと肉団子を温めながら、ついでににんにくの芽を茹でる。
コッヘルに、ご飯とカレーと肉団子とにんにくの芽を入れて食べるがこれが旨い~♪




雪の中にビールを入れて冷やす。
更に持ってきた日本酒も飲み干して19:00頃眠りについた。








朝3:30に起床して朝飯を作りる。今回の朝飯はラーメンです。
うだうだと準備して、出発したのは5:00最初は二合目からテント場まで近道を登ろうとするが、
トレースが消えかけていたので、正規ルートの長衛荘前のトイレ横から登り始めた。




アイゼンが気持ちよく刺さって楽に歩ける。




カチカチに凍っている場所が所々にある。




馬ノ背ヒュッテと小仙丈ケ岳の分岐でチョット休憩してすぐに小仙丈ケ岳を目指す。
この時期馬ノ背ヒュッテに行く人はいません。




小仙丈ケ岳手前で雷鳥が出て来た~
目の上に赤色の肉冠があるからオスで、少し夏毛が出始めている。




仙丈ケ岳手前の急斜面。。。
夏だとハイマツの間をジグザグに登っていくが、雪の季節は直登あるのみ!




>小仙丈ケ岳に着いたが、ここから仙丈ケ岳頂上まで遠いことは
夏に登った時に味わった。しかし知っていてもかなり凹む。




なかなかのやせ尾根。。。




やせ尾根を一旦下ってまた登り返さないといけない・・・・やんなっちゃう~




いくつかの急登をヒーヒーと喘ぎながら登るとようやく頂上に到着。チカレター




富士山と北岳がこんな感じで見る。美しい~♪これだから雪山は止められない!




こちらは、甲斐駒ケ岳と後ろには八ヶ岳。甲斐駒には雪が少ない。




頂上直下のやせ尾根。




急登を平均年齢の高い数人のパーティが登ってくるが、辛そう。。。




下りでチョット膝の痛みが出たが、無事に北沢峠まで降りて来た。
そこから、テントを撤収して、15:15歌宿発のバスに間に合うように北沢駒仙小屋を出発したが、のんびり歩いていたら後半は20kg以上の荷物を背負って速足で歩きぎりぎり間に合いました~



【雑感】

去年の夏に仙丈ケ岳に登った時は、雨で全くの展望なし。でも今回は高曇りでしたが、富士山と北岳のコラボも見れたし満足でした~!
北沢峠からの標高差は1000mチョットしかないのに、やたらと疲れた~
3000mの標高が効いているのかな???


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