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山登り

北アルプス「穂高と涸沢の紅葉」

投稿日:2008年10月13日 更新日:


2008/10/9・10・11


単独で紅葉の北アルプスの穂高・涸沢に行ってきまスた~

予定は、2泊3日で
河童橋 → (重太郎新道) → 岳沢 → 紀美子平 → 前穂高岳(ピストン) 
→ 北穂高岳 → 紀美子平 → 奥穂高岳 → 穂高岳山荘(テン泊)→ ザンテングラード → 涸沢(テン泊)
→ 横尾 → 徳沢 → 明神 → 河童橋
の予定で、朝日は涸沢岳頂上から撮る予定。

今回、明神・徳沢・横尾周りで涸沢に向かうのではなく重太郎新道を選んだわけは、先に涸沢の紅葉を見てしまうと穂高岳に登る意欲を失う可能性があったので、逃げられない様にエスケープルートの無い重太郎新道を選んだ。。

テン泊装備は軽量化が進み前回20kgあったザック重量を17.2kgまで軽量化したが、重太郎新道はC.T8時間30分でかなりの難関。。
無事に帰還することができるでしょうか?


8日の夜9時に出発、深夜割引を利用して松本I.Cまで行き、そこから国道158号線を走り沢渡にはAM1:30に到着。ビールを飲んで仮眠し明日朝の上高地行きのバスに乗り込む予定。
今回は車中泊での冷え込みを考えて毛布を持参で来たが、これが正解でした。

朝4:30時に起きて準備しているとタクシーのおじさんが前回と同様に、相乗りで行きませんか?と誘われてそれぞれ単独の5人でタクシーに乗って上高地入りした。上高地までのタクシー代が4000円均一なので、1人800円で行くことが出来た。。バスなら片道1000円なのでチョット安く、早く行くことが出来る。
相乗りしたおじさんが、走り出してタクシーの運転手に、このタクシーどこまで行くの?って変な質問してた!^^
どこに行くか知らないで乗ったのか?



今回の2日分の主食




新三脚




ところで、今回はハードな山登りになりそうなのでザックの重量は極力軽量化した。

軽量化のメインは、食料と三脚。
食料は、レトルトを廃止し夕食は二日間共にパスタで、ソースはタラコとチーズクリームソースで、朝食はα米2食と味噌汁にお茶漬けで二日間分です。
三脚は、ハクバのカーボン三脚を、Velbonの軽量三脚に変更し2200g→1350gまで軽量化できた。


河童橋から重太郎新道入り口までの道




上高地バスターミナルで、ポカリスエット500ccのペットボトル2本を自販機で買おうと思ったら、自販機が全然ない!しょうがないので河童橋まで行っても、こちらにも自販機は見当たらない!朝早いのでお店も開いていない。。結局、開いているホテルを探して、ホテル内の自販機でアクエリアスを2本購入。

ようやく準備が整ったので本日のテン場穂高岳山荘を目指して登山開始です。。
まずは、河童橋で梓川の対岸に渡り明神を目指して歩き出す。500mほど歩くと重太郎新道入り口に着き、ここからまずは岳沢ヒュッテ跡を目指して登る。。



岳沢のガレ場




河童橋~岳沢ヒュッテ跡途中の紅葉




岳沢風穴




途中で写真を撮りながら登って、2時間30分ほどで岳沢ヒュッテ跡に到着。
岳沢ヒュッテ跡でみた紅葉





ここで岳沢ヒュッテが営業してると楽なんですけどね~!岳沢ヒュッテは2006年の大雪による雪崩で倒壊したようです。。
*2010年に、岳沢小屋が出来た。



岳沢ヒュッテ跡の標識。小休憩をしてこれからの急登に備える!




岳沢ヒュッテ~紀美子平の梯子




沢ヒュッテ~紀美子平の途中ガスってきた




○とか↑を参考に登って行く



岳沢ヒュッテ跡からは、ここまでと違って梯子や鎖の急登が続く。とにかくここからは上半身を使いながら登るが、下半身は鍛え方が今一だが上半身は結構鍛えたのでグングン登って行ける。^^



紀美小平



途中で韓国の団体さんともすれ違い、2時間30分かかって紀美子平に到着です。。
大体10m×5mくらいの広さの場所です。ここでお昼を食べて、(いなり寿司3個)ザックを置いてカメラだけ持って前穂高岳山頂3、090mまで登る。



前穂高岳山頂




前穂高岳山頂から見る河童橋方面



道は岩場の急登で鎖・梯子無く、両手・両足を使わなければ登れない危ない場所ですが、慎重に通れば問題ありません。
紀美子平⇔前穂高岳の往復には約1時間かかるので、計画的に登りましょう!
私の場合は、午前中に紀美子平に着けば前穂高岳に登り、午後になれば登らないつもりでいた。



吊尾根




前穂高岳から降りてきたら、ザックを背負い吊尾根と呼ばれる紀美子平から奥穂高岳までの尾根を歩く。C.Tで2時間の道のりです。尾根を何個も巻いて行くが、後半は足場が少なく登るのに時間を費やしてしまった。この道のりはなめていたが、結構疲れた~。。



奥穂高岳頂上




奥穂高岳頂上分岐




奥穂高岳山頂



ここまでは登りなので半袖一枚でしたが、ここからは下るのでフリースを着込む。
頂上はガスっていて展望が効かないので、写真とお賽銭を入れたらサッサと穂高岳山荘まで下る。



穂高岳山荘




穂高岳山荘テン場にテント設営



穂高岳山荘に着いたら、テン場代を払ってテントを設営する。
結構狭くて寝返りうったら、涸沢まで落ちてしまいそう!
テントを設営したら、つまみを持って山荘に行き恒例のビールを注文して休憩します。
この日は、このままテントに戻り夕飯のパスタを作って早めの就寝。




2008/10/10

朝4:50目覚ましが鳴り、テントから顔を出すと、僅かに明るくなった空と沢山の星が見える。

早速防寒対策する。厚手の靴下、ズボン下、Tシャツの上にはスエット、上着にはダウン、最後にカッパの重装備。テントから出て今回持ってきた軽量三脚とカメラを持って涸沢岳3110mを目指す。



涸沢岳頂上からの朝焼け




槍ヶ岳




涸沢岳3、110m



20分ほどで涸沢岳山頂に到着したら、概に2人のカメラマンが待機中でした。
涸沢岳の山頂はムチャ狭いので譲り合って撮影。空気は澄んでいて、八ヶ岳や南アルプスに富士山までクッキリ見渡せる。
1時間30分ほど撮影してAM7:00に山荘まで降りてきた。



穂高岳山荘




穂高岳山荘から奥穂高岳へのいきなりの登り



テントに戻り、朝飯のα米に熱湯を入れたら25分~30で出来上がるので、この間にテントの撤収を始め大方まとめたところで、あさげの味噌汁でお米を胃に流し込む。

ザックに全部荷物を詰め込んで下山準備が出来たところで、山荘にテント札を返して山荘前で少しのんびりし写真を撮った。

山荘から奥穂高岳まで登るには、いきなり登りが梯子と鎖と岩場の難関です。
でもここは昨日下りで通ったので今日は、ここは通過せずザイテングラードを涸沢に下って行く。

北穂高岳に行ってそこから涸沢に下る事も可能だが、涸沢は早くに穂高の影になり撮影の時間は少ないので、紅葉撮影をするにはお昼前に涸沢に到着する必要がある。なのでザイテングラードを下って涸沢を目指す。
今日は涸沢のテン場でテントを張って、涸沢の紅葉撮影三昧。



ザイテングラート




ザイテングラード途中から見た北穂高岳と紅葉




涸沢小屋



ザイテングラードの下りは、膝が絶好調でアッと言う間に下ってきた。下りは涸沢小屋によって休憩し、美味なソフトクリームを食べた。



涸沢ヒュッテのカレーと生ビール



まずは、テン場にテントを設置して涸沢ヒュッテに向かって、昼飯で生ビールとカレーを食べた。。マイウ~
一息ついたところで、三脚とカメラを持って涸沢カール内で紅葉撮影を満喫。



今度は缶ビールとおでん!



1時間30分ほど撮影したら、また涸沢ヒュッテに戻り今度は、缶ビールとおでんを頂きます!
撮影してはビールまたまた撮影してはビールって最高♪
このまったりした感じを味わうと止められない!



涸沢での夕飯!



夕飯は前日と同じようにパスタ。でもソースは前日がタラコソースで、今日はチーズクリームソースです。一口目は旨いが、食べ続けると飽きてきた~!
暗くなってきてからはラジオを聴きながらのんびりして、PM7:00頃眠ろうとしたが、隣にテントを張った若い女2人連れが、9時過ぎても白馬岳に登った時に顔がむくんじゃったとか、ぺちゃくちゃしゃべってうるさくて眠れません!そのうち近くのテン泊者が文句を言うと静かになった!

ヤット静かになったと思ったら、ポツポツっと雨が降ってきた~(泣)
風も強くなってきてテントがバサバサ言ってなかなか眠れない。

次ぎの日も結局雨で、雨の中テント撤収は大変。。でも本日下山なのでまだ何とかあきらめもつく。



朝飯のお茶漬け




渋谷並に混雑する横尾




徳沢のテン場



帰りは横尾経由で下山。
横尾は雨も上がってきて凄い賑わいです。この時期は槍より紅葉の涸沢なんでしょうね!
徳沢、明神と歩き、明神でカツカレーを食べて下山した!



【雑感】

今回の登山は、天気予報通り、初日・2日目は天気が良く予定通り3000m峰を3座登れたし、涸沢の紅葉はピークで写真も沢山撮れたし思い描いた通りの登山を満喫できた。
なんと言っても涸沢では紅葉撮影してはビール、また撮影してはビールとまったり過ごす環境はクセになりそうです!^^  多分来年も行くことでしょう!!


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