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Mark Levinson ML-7導入

投稿日:2023年11月22日 更新日:

新しいネタでオーディオ編です。
Mark Levinson製の1980年に発売されたコントロールアンプML-7を入手したので紹介する。

Mark Levinsonとは?

オーディオメーカー マークレビンソンは、アメリカの高級オーディオアンプのブランド。

アンプをメインにしたオーディオシステムでは、システム総額1000万円という超高級オーディオ市場で40年以上にもわたって、音にこだわるコアなファンたちから圧倒的な人気を得ている。

マークレビンソン(Mark Levinson)ブランドは、1973年、アメリカにおいて創業者のマークレビンソン氏が当時プロオーディオ用で開発されたばかりというBurwen社の高機能オペアンプ・モジュールに感銘を受け、 高級プリアンプをハイエンドオーディオ市場に「LNP-2」を発表したことから始まる。

Mark Levinson ML-7

Stereo Sound No.56号(昭和55年10月15日発売)で新製品としてMark Levinson ML-7が紹介されていたので、抜粋して紹介します。

・コントロールアンプML-7は色々な意味できわめて注目すべき内容が盛り込まれた製品であり、MLSA(Mark Levinson Audio Systems)の第二世代のモデルと称してよい機種である。

・従来のモジュールシステムに一切とらわれず、モジュール基盤から全く新しい発想で開発された点が最大の特徴であり、MLSAのチーフエンジニアであるトム・コランジェロのオリジナルな設計に基づいている。

・このモデルはこれまでのMLSAの各モデルとは一味も二味も変わって最新のアイデアを存分に盛り込んだ密度の濃い内容となっており、いわば各部のパイプがより単純に太くし、ストレートに繋がった性能本位のコントロールアンプと言える。

・視聴した印象もまったくこれらのイメージを裏付けるもので、極めて自然な反応のスムーズな音、はっきり次元の違いが感じられた。特定のキャラクターという型にはまらない、しなやかな対応性とでもいえばよいのか、このアンプの持つ本当の凄味はそれが必要な時、必要なだけ発揮されるところにあるのかもしれない。恐るべきコントロールアンプの登場と言える。

個人的な感想

最新のアンプと比べても遜色なく、むしろ艶っぽい音色はJAZZなどを聴くには最高のアンプと言えるかもしれない。

モデル名としてML-7とML-7Lとが存在する。この2機種の違いが今一はっきりしない。私のML-7の電源が105V-115Vとなっているので海外モデルで、ML-7L国内モデルではないかと考えているが一部仕様も異なっているためはっきりしない。

内部構造を動画で記録してみました

 

本体と電源部。電源によるノイズ対策として本体と電源部を分離している

 

前面はシンメトリーな配置となっている。
入力はLEMOピンと呼ばれる計測機器などに使われる特殊なコネクターを採用している

 

前面をアップ。左右のツマミは左右の出力レベルコントロールS/W
同じML-7でもコネチカット州ウッドブリッジかミドルタウンで製作された2種類の個体があるようです

 

ネームプレートはウッドブリッジかミドルタウンで若干デザインが異なり、
この個体はミドルタウン製で、ウッドブリッジの方は、
①LEFT/RIGHTの矢印が太い ②白い枠が取付ボルト座面まで覆う ③Serial Noの文字が #

 

上蓋を開けた基盤全体。(下側が前方)

 

MCカートリッジ用のL3ハイゲイン・フォノアンプモジュール

 

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