訪問日:10・11-AUG-2008
概要 ※ウィキペディアより
北岳(きただけ)は、山梨県南アルプス市にある標高3,193mの山。赤石山脈(南アルプス)北部に位置し、富士山に次ぐ日本第二の高峰であり、火山でない山としては日本で最も高い。日本百名山、新・花の百名山及び山梨百名山に選定されており、同じく日本百名山の一峰の間ノ岳、日本二百名山の農鳥岳とともに白峰三山を構成する。
「南アルプスの盟主」とも呼ばれる名峰であり、登山者からも飛騨山脈(北アルプス)の槍ヶ岳、穂高岳、剱岳などに並んで人気を誇る。野呂川 (早川の支流) の源流の山であり、山体は他の県と接しておらず山梨県内に含まれる。全山古生層の堆積岩から成る。山体の東側斜面は北岳バットレスと呼ばれる岩壁があり、登攀対象ともなっている。
稜線上のハイマツ帯にはライチョウ、ホシガラス、イワヒバリなどが生息し、山梨県の絶滅危惧ⅠA類に指定されている。山腹の1,000mから2,600m付近には特別天然記念物であるニホンカモシカが生息している。ホンドオコジョも生息し、岩の隙間を住処としている。また、前述のシカの他にニホンザルも高山帯に進出して食害を引き起こしている。気温の高い夏の間を稜線付近で過ごしながら高山植物を食み、高山植物が減り気温が低くなる8月下旬に稜線付近から下りる、という行動が観察されている。
登山基地である広河原での入山者の7割が北岳を目指すほどで、山頂直下には150人規模収容の2つの山小屋がある。北岳バットレスにも登攀ルートが伸びている。また、高山植物が豊富で、特に山頂の南東側斜面(中白峰までの縦走路付近)、山頂北側の白根御池上部の「草すべり」や「右俣コース」、北岳肩の小屋のキャンプ指定地付近などに大きな群落があり、夏には100種以上の高山植物が見られる。
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