訪問日:02-FEB-2007
概要 ※ウィキペディアより
中禅寺湖(ちゅうぜんじこ)は栃木県日光市の日光国立公園内にある湖。日本の湖沼では25番目の面積規模を有する。
中禅寺湖は、2万年前に男体山の噴火でできた堰止湖である。人造湖を除く広さ4km2以上の湖としては、日本一標高の高い場所にある湖である。また、栃木県最大の湖である。1周は約25kmであり、歩くと9時間ほどかかる距離である。湖のすぐ北には男体山がそびえ、北西には戦場ヶ原が広がる。
中禅寺湖は、現在は観光地として知られるが、日光山を開いたとされる勝道上人が発見したとされる湖であり、かつては神仏への信仰に基づく修行の場として知られていた。湖岸から約100m離れた場所にある上野島には、勝道上人の遺骨の一部が納められている。
湖の南側には八丁出島と呼ばれる細長く突き出した半島があり、紅葉の名所として知られるほか、薬師如来を祀っていたとされる薬師堂跡がある
千手ヶ浜と呼ばれる砂浜は、車の乗り入れ禁止であり、徒歩や遊覧船でのみ訪問できる場所で、樹齢200年を超えるミズナラやハルニレ、赤や白のクリンソウがみられる。
明治中期以後、観光地として知られるようになり、湖畔には現在もフランスやベルギーなどの大使館別荘がある。
もともと魚は生息していなかったが、明治期から徐々に放流が行われ、1991年の調査ではマス類およびコクチバス、ワカサギ、ウグイ、コイ、フナ、ヒメマス、ホンマスなど24種の魚種が生息している。特に、ヒメマスは湖産親魚から採卵孵化した稚魚が放流され、地引き網などで捕獲された魚は特産品として、また遊漁目的の重要な観光資源となっている。なお、ホンマスは、ヤマメ(Oncorhynchus masou)とビワマス(Oncorhynchus masou rhodurus)の交雑個体とされている。日本で唯一レイクトラウトが繁殖しており、スポーツフィッシングの対象となっている。