富士山
富士山は、静岡県(富士宮市、裾野市、富士市、御殿場市、駿東郡小山町)と、山梨県(富士吉田市、南都留郡鳴沢村)に跨る活火山である。標高3776.24 m、日本最高峰(剣ヶ峰)の独立峰で、その優美な風貌は日本国外でも日本の象徴として広く知られている。
登山日:2019年8月26日(月)
今回の登山ルートは、富士山パーキング に車を止めてシャトルバスでスバルライン五合目まで行く。
スバルライン五合目 ⇒ 吉田口登山道 ⇒ 須走口・吉田口頂上 ⇒ 富士宮口頂上 ⇒ 剣ヶ峰(3776m) ⇒ 御鉢回り ⇒ 須走口・吉田口頂上 ⇒ 下山道 ⇒ スバルライン五合目
富士山にはこれまで6回登っているが、混雑している山登りは嫌いなので全て5月に登っている。
今年は、富士山頂上で御朱印が欲しいために混雑覚悟で富士山に登ってきた。
たまたま友人から初心者で富士山に登るため一緒に登って欲しいと要請もあり、それに合わせて登る事にした。私達3人は弾丸登山組で、途中の7.5合目にある東洋館で前泊した5人と合流し総勢8人で登る。
落石事故情報
「ご来光」登山で混雑する富士山頂付近で26日、落石に当たった女性が亡くなった。
亡くなったロシア国籍の女性(29)は25日午後9時ごろ、日本人の夫と富士スバルラインの5合目から登りはじめた。
8時間後の26日午前5時ごろ、9.5合目付近まで来ていた女性を落石が直撃した。200メートルほど上の山頂付近にいた県の誘導員が駆けつけ、5合目の県総合管理センターへ「意識レベル低下。出血なし」と一報を入れた。
センターは女性を山頂に運び、運搬車「クローラー」で下山させる方針を決定。登山者が持っていた金剛杖や服で作った担架で女性を山頂に運んだ。
事故から約1時間半後の午前6時35分、クローラーが山頂に到着。女性を乗せて下山をはじめた。途中で医師と合流し、間もなく死亡が確認された。女性はヘルメットをかぶっていなかったが、死因は胸を強く打ったことによる心肺損傷だった。
私たち8人も数十分前に同じ場所を通過しており、私たちが落石に当たっていてもおかしくない程の時間差だった。
富士山は森林限界を越えてむき出しの岩が露出し、溶岩台地なので脆く落石の多い山だ。5月に登っていても雪面を大きな石が転がっている光景を何度も見ている。
ご来光登山だと暗闇の中で登るため事前に落石を視認することもできないし、人の渋滞で落石の音も聞こえないだろうし逃げ場もない。
また、宿泊施設がキャンセル料を取るため、一旦予約するとなかなか悪天候でもやめられない事情がある。
以前私の職場の親睦会で富士登山を企画したが、雷注意報が出ているにもかかわらず強行したこともあった。
注意ポイント
富士山は登り方や天候を適切に選ばないと、危ない山だと認識が必要だと思う。
富士山パーキング(旧富士北麓駐車場)1,400台駐車可能。
18時のシャトルバスでスバルライン五合目に向かう。※最終は19時発
弾丸登山組。まだ余裕の表情。。
食堂で夕飯を食べる。ソースカツ丼
ラーメン。海苔に富士山がプリントされている。
五合目で3時間ほど体を慣らして21時15分五合目を出発。
同じ食堂に、男性が日本人で、女性が西洋人の若いカップルが3組ほどいた。
この人たちでなければなければいいが・・・・
六合目の富士山登山指導センターで協力金1,000円を払う。
七合目「花小屋」
七合目「日の出館」
七合目「トモエ館」
七合目「鎌岩館」
七合目「富士一館」
七合目「鳥居荘」
七合目「東洋館」吉田コースで一番きれいな山小屋かも
ここで前泊隊5人と合流
渋滞中の登山道で小休憩。
八合目「太子館」
渋滞で汗が冷えて寒くなってきたのでこの辺で合羽を着た。
登山道は平日なのに大渋滞。休日だったらと思うと怖い。。
日の出前の4時50分吉田口頂上到着。
日の出前にガスで展望が遮られる。ヤキモキ! 日の出を待っている時に「看護婦さんいませんか~」と叫ぶ声が聞こえたが、 これが落石によるものだと知ったのは下山してからだった。
ガスが薄くなった瞬間日の出が見れた。右下に鳥居も入って良いアングルで撮れた。 トップページ画像に採用!
御朱印を貰って富士宮口頂上に向かう。
吉田口頂上を振り返る。
剣ヶ峰が見えてきた。
宝永山頂上
E隊員調子が悪いらしい。
I隊員は弾丸登山2回目で、前回高山病で悩まされたが今回は快調。
銀明水。現在も湧いているんだろうか?
浅間神社奥宮まえで記念撮影。
剣ヶ峰を目指します。最後の70mの登りが酸素が少なくてきつい。
剣ヶ峰での撮影渋滞。約1時間待ち
これが日本最高所の碑
記念撮影。
御鉢を回ります。
8月にツララが出来てる!
クローラで荷揚げ中。
1964年富士山のレーダー基地を作るとき資材を馬で上げるには限界が来て、ブルドーザー道を作ってから今日まで稼働している。
今回頂上で貰った御朱印 右側が吉田口頂上で、左側が富士宮頂上でもらった。
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【雑感】
21時15分に登り始めて、次の日の13時15分に下山した。トータル登山時間は16時間の登山となった。これまでは幌尻岳日帰り登山の13時間が最長だったが、それを更新した。実際の行動時間は今回の方が少ないが徹夜で登る事を考えると体への負担は大きいはず。 弾丸登山はあまりお勧めできない。