桜島
日本の九州南部、鹿児島県の鹿児島湾(錦江湾)にある東西約12km、南北約10 km、周囲約55 km、面積約77km2の火山。
かつては桜島と大隅半島の間には、幅330〜400m、水深は70~80mの瀬戸海峡がありましたが、1914年(大正3年)大正噴火の溶岩によって海峡が埋めたてられ、鹿児島市の対岸の大隅半島と陸続きとなった。
登山日:2019年04月28日(日曜日)
メモ
現在南岳・昭和の両火口から2km以内は立入禁止区域となっていて、一般の観光客が入ることのできる最高地点は、北岳の4合目・湯之平展望所の373m。
1955年までは登山が出来たが、それまで平穏だった桜島南岳が突然爆発し、登山客に死傷者が出たことから入山規制が始まりました。
尾鈴山下山後は、木城温泉館 湯ららで汗を流し、南下して150km先の桜島を目指す。桜島に入り右回りで16時少し前に湯之平展望所到着。
桜島へは確か小学校の修学旅行で来たはずだけど全く記憶がない。
G/W中混んで駐車場に止められるか心配していたが、そんなに大きくない駐車場にもかかわらず意外にもすんなり止められた。
駐車場から階段を登り展望所へ。
活発な活動を続ける南岳とは反対方向で、曇りだったこともあり噴煙が判り難かった。
大正時代の噴火で初めて陸続きになったんだ~。まったく知らなかった!※上図参照
売店でお土産を購入し更に右回りで1周して桜島を離れ、次に登る山の「高千穂の峰」近くの「道の駅霧島」に向けて移動を開始した。
湯之平展望所情報
名称 | 湯之平展望所(ゆのひらてんぼうしょ) |
住所 | 〒891-1418 鹿児島市桜島小池町1025 |
電話番号 | 099-298-5111(観光交流センター) |
時間 | 展望所:見学自由、売店:9:00〜17:00 |
駐車場 | 50台位 無料 |
その他 | 桜島港からの距離・時間:8km・車15分 バス停:湯之平展望所よりすぐ |
湯之平展望所。ココが現在最も桜島に近寄れる場所。
残念ながら曇っているので噴煙がよく判らない。。
大正溶岩原と呼ぶらしい。
大型バスが到着したので、混む前に記念撮影。
展望所から後ろ側を見ると、遠くに薄っすらと円錐形の開聞岳が見えた!
駐車所から展望所に向かう途中の階段にハートマーク敷石。
石垣にもハート形の石が7個あるらしい。
桜島の外周路を進み、噴煙が見えるところで撮影
火口をアップで!
埋没鳥居
桜島が陸続きになった1914年大正噴火の火山灰で3mの高さの鳥居がここまで埋まってしまった。
近くにあった説明書き全文
大正3年桜島大噴火で3mの鳥居が埋没
大正大噴火の前兆は、すでに3日前から始まっていました。島内いたるところで井戸が沸騰し、海岸には大量の死魚が浮き、地震が断続的に起きていたのです。
安永噴火の言い伝えから、大爆発の「前触れ」と感じた人も多く、村は騒然とした雰囲気に包まれました。
1914年(大正3)1月12日、午前10時5分まず西桜島赤水上が黒煙を突き上げ、10分後に東桜島黒神の鍋山が大音響とともに爆発。黒煙は上空7000mに達し、全島を被いつくしました。間断なく轟く爆発音と火山雷、降り注ぐ噴石の雨、更によく13日には溶岩の流出が始まり、30億トンの火の波が瀬戸海峡を横断、桜島と大隅半島を陸続きにしてしまったのです。ここ黒神でも全戸687戸が火山灰に埋没しました。
高さ3mの腹五社神社の鳥居は、笠木だけ残して辛うじて見えていましたが、時の村長「野添八百蔵」は、爆発の猛威を後世に伝えるために発掘の中止を指示。そのままの形をとどめることになりました。
現在この鳥居は県の文化財にお指定されています。
【雑感】
桜島は見どころの多い場所で、今度またゆっくり観光がしたい。もちろん晴天の時に!