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山登り

雲ノ平周遊4泊5日~その3(薬師岳・雲ノ平編)

投稿日:2014年7月28日 更新日:


2014年第11弾は4泊5日で雲ノ平を周遊してきました!


 現在百高山を28座残している状態で、東海・関東が梅雨明けし本格的夏山シーズンに突入!
7月最終週末に休みを付けて、51位(2,839.6m)の〝黒部五郎岳〟27位(2,926m)の〝薬師岳〟53位(2,825m)〝祖父岳〟に登ってきました。

 ルートは新穂高から入り、双六岳 ⇒ 三俣蓮華岳 ⇒ 黒部五郎岳 ⇒ 北ノ俣岳 ⇒ 薬師岳 ⇒ 薬師沢 ⇒ 雲ノ平 ⇒ 祖父岳 ⇒ 三俣蓮華岳 ⇒ 双六岳 ⇒ 新穂高の周回ルート!(車で移動なので回収できるようにルート設定)
 初日は黒部五郎小屋まで行ってテント泊の予定だったけど、雨風が強くて双六小屋に逃げ込んで小屋泊となり、2日目は黒部五郎岳を経由し薬師峠キャンプ場でテント泊。3日目は空身で薬師岳を登り、テントを畳んで薬師沢まで下って雲ノ平まで登り返して雲ノ平でテント泊。4日目は台風10号が中国・韓国を経由して熱帯低気圧となり前線を刺激し、またもや朝から昼過ぎまで風雨が強くて結局双六小屋に泊まった。5日目は快晴の中、飽きるほど槍穂を見ながら新穂高まで下ることが出来た。結局雨に2回も合い5日間の内2.5日は雨の中だった。当たり前だけど雲ノ平周辺は富山の天気を見た方がいいです。この時点で北陸は梅雨明けしておらず雨に合うは当たり前だった!

 薬師峠キャンプ場で、〝よしころんさん〟夫婦とバッタリ会うことが出来たし、雲ノ平では定年して10年経つ以前の上司とバッタリ再開したり面白いハプニングがあって楽しい山旅ができた。当然目的の百高山3座を登ったのでトータル75座まで来て3/4までクリアすることが出来た。

____________________________3日目____________________________

 26日(土)は3時に起きて4時過ぎに出発前にこのまま折立に下山する〝よしころんさん〟に挨拶してから出発し空身で薬師岳に向けて出発。いきなり急登で沢を登って行きます。20分ほど登ると急に傾斜が緩んで朝焼けと槍ヶ岳ぇ~今回初めて一眼レフカメラの出番!
 そこから雪渓を登ったりして薬師小屋到着。ココも良い場所に立ってるわ~♪頂上が近くていいね~!でも素通りして薬師岳を目指して登っていると稜線に出てしばらく歩くと薬師岳頂上到着!日本百高山74座目ゲット~
 風が強かったので風下で少し休憩して早々と下山開始。。本日は雲ノ平まで行くのでゆっくりしていられません。サッサと下山してテン場まで戻ってきました。薬師峠キャンプ場から薬師岳往復が空身で3時間30分でした。

 すぐにテントを撤収して太郎平小屋まで登り返し。。。チョット休憩し雲ノ平目指して9時に出発。しばらくは水平道が続いて、一気に薬師沢に下って行く。下りきってから薬師沢小屋までのルートは最高でした。沢を渡る以外はほとんどが木道で所々に休憩用のベンチがあって、更にちめたくて旨い水が流れてます。
 そんな登山道を1時間ほど歩くと黒部川沿いに立つ薬師沢小屋に到着します。ココで昼飯休憩デス。小屋で昼飯が食べられるか聞こうとしたけれど誰も出てこないので持参したα米のご飯を食べました。ココではエネルギーの補充がMUSTで必要です。何故なら雲ノ平までの急登2時間10分が待っているからです。

 薬師沢小屋での休憩を終えて出発です。まずは黒部川に掛かった橋を渡り、高天原温泉と雲ノ平分岐を急登の雲ノ平方面に進みます。ココからの急な登りの登山道は私が通った正規ルートの中では登りにくい登山道NO1でした。ココを1時30分で登り切り木道に出てしばらく木道を進むとアルプス庭園に到着。そこから延々木道を歩いて雲ノ平小屋に15時過ぎに到着しました。

 ココで又もや意外な人と出会いました。雲ノ平小屋でテント泊の手続きを済ませ小屋前でビールを飲みながらまったりしていると、後ろの方でなんとなく聞いたことのある少し高めの男性の声が聞こえてきます。顔を見るとだいぶ痩せているけれどなんとな無く見たことのあるお顔!でも声を掛けられずにいたら、違う人との会話の中に仙台から来たと言うフレーズが聞こえて確信しました。声を掛けてみると間違いなく知り合いの方でした。
 会社を退任後は有名国立大学の教授となり今も在籍しているそうです。会社時代は雲の上の存在で約2000人のTOPに立っておられました。更にはNHKのプロジェクトXにも名前付きの単独インタビューで出演しているほどの人です。有名国立大学の教授時代に産学協同プロジェクトでお付き合いがあり私の顔も覚えていてくれていました。その人曰くエンジニアは山に登るべきだよ!辛いことがあっても少しづつでも歩を進めれば日の目を見ることが出来るんだと言ってました。更によく聞く話ですが60歳から山を始めたそうで現在70歳。〝もっと早くから山に目覚めるんだった〟と言っておられました。

 そんな2日連続でバッタリ後にはまたまた20分以上離れたテント場へ移動です。雲ノ平小屋のテント場は広い区画のテント場が少なく、エスパースの4~5人用のテントを張る場所は限られていてもうちょっと整備して欲しいなーと感じたし、マナーが悪くて割れた瓶の破片が散乱していたりでチョットがっくりでした。 



〝よしころんさん〟夫婦も起きていたので挨拶して空身で4時20分頃出発。
しばらく急登を登ると雪渓を渡る頃には傾斜が緩む。





木道に出たらこの景色が目に飛び込んできた~!
左に〝槍ヶ岳〟、中央が〝黒部五郎岳〟右は〝北ノ俣岳〟
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更に登ると薬師小屋。これも良い場所に立ってるね~
折立からココまで来ると、薬師岳からのご来光も拝み安いだろうな!





もう少しで頂上だーと思ったら似非(えせ)でした




振り返ると白山まで!




〝槍ヶ岳〟から〝穂高連峰〟遠くには〝御嶽山〟。
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ようやく頂上の祠が近づいてきた。。




ようやく到着。。




登り元気な〝たけちゃん〟




登りの弱い〝carreraさん〟




薬師岳の先には立山に続く縦走路~!
〝立山〟や〝剱岳〟まで、その後ろには〝後立山連邦〟が連なっている
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頂上の祠。




中にはたくさんの地蔵さんやお札が備えてあります。願掛けに来るんでしょうね!




眼下にはダム湖の有峰湖。




圏谷群??どうやらカールの事みたい。




テン場まで下ります。こんな沢も登山道になっている。




途中には〝キヌガサソウ〟。




テン場から薬師岳往復3時間30分ほど。とっととテントを片付けて太郎平小屋まで戻ってきた。




薬師沢に向けて平坦な木道をしばらく歩く。




急下降して薬師沢に出た。ココから平坦な木道が薬師沢小屋まで続く。




揺れる丸太橋!かなりビビるよね~




熊笹の間を進む♪




ベンチも用意されていて理想的な休憩場所。。
ちめたくて旨い水が豊富に流れている。皆さん小屋のお弁当を広げて食事中でした。





気持ちのいい木道歩き。でも先には雲ノ平の急登が見えるので手放しで喜べない・・・^^
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所々にベンチが用意されていて良いよね~!




チングルマの綿毛。




最後に下って〝薬師沢小屋到着〟!




通路兼テラスでお昼ご飯デス。




小屋の前は黒部川本流。




小屋で〝なっちゃん〟購入♪




お昼は〝五目ご飯〟でこれからの急登に備えます。




1時間ほどお昼の休憩をし、雲ノ平を目指して直登C.T2時間10分を登ります。
高天原温泉にも行ってみたい。。





しかし登りにくい。岩は苔むして滑るし、木の根は張り出しているし。><




木の根の張り出し方が凄い~




木の根に足を置く場所が無かったりする。




それでも1時間30分ほどで木道まで辿り着く。木道脇には花壇のようにお花が♪




木道を20分ほど歩くと〝アラスカ庭園〟????




更に木道を進むと〝奥日本庭園〟地図には載ってないぞ!





遠くを見ると薬師岳。。あそこから来たんだー




ハイマツと石の配置が日本庭園に見えないこともないか?




雲ノ平小屋到着。




去年だか、一昨年だかに立て替えられてまだ新しい。




ココもテン場までが遠すぎる。後には〝祖父岳〟




勢いよく流れる水場。



2日目に戻る   4日目に続く

【雑感】

薬師沢は良いですよ~!ほとんど平坦な木道歩きで楽しみながら歩ける。かなり気に入りました。
薬師沢小屋から雲ノ平までの急登は登り難さNo1でした。でもココは滑りやすいので下りの方がイヤかも。


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