2017年8月5日(土)平ヶ岳に登ります。
本来であれば、越後駒ケ岳も登るつもりでいたけど、登山口のある枝折峠と続く道が「枝折峠ヒルクライム」で行われる関係で8月4日~6日まで駐車場が使用できない事が出発前日発覚。更に登ろうと思っていた6日は枝折峠と続く道が全面通行止めになることを、途中の道に設置されている看板で始めて知った。
_| ̄|O........ やむなしで、今回は平ヶ岳にのみ登って帰ることにした。
8月4日(金)の夜自宅を出発し関越自動車道を北上。関越トンネルを過ぎて大和P.Aで時間調整し、小出I.Cで日付が替わった8月4日(金)高速を降りる。
国道352号線を通り、途中から銀山平に抜けるバイパス奥只見シルバーラインを進む。
この道は1957年に完成し当初は奥只見ダムを冬でも管理できるように作られ、全長22.6 kmのうち18.1 kmをトンネルが占め、計19本のトンネルから成っている。1969年から一般に開放され有料道路となり、1977年から無料開放された。2輪車・歩行者は通行できない。
無料開放されて40年も経過しているのにいまだに料金所が残っていた。
銀山平を過ぎると、新潟から福島の桧枝岐村に抜ける奥只見湖を縫う様に走る樹海ラインを延々走り、1時30分平ヶ岳登山口のある鷹ノ巣駐車場に到着した。運転チカレタ。。。
平ヶ岳は百名山の中でも日帰りしか出来ず、また登山口までのアプローチの長く日帰り最難関の山と言われる。。。
4時30分に起きて準備を整え朝飯として買ってきたおにぎりを食べるが、吐き気がして半分も食べられない・・・・チョッと不安。
まだ薄暗い5時スギに出発し林道を歩く。小川の壊れた橋の脇を渡渉し尾根に取り付くと2時間みっちり急登を登らされる。
不安が的中し、まったく登るスピードが出ないし、汗が大量に吹き出す。こまめに休憩を取りながら騙し騙し登っていく。尾根をなんとか2時間掛けて登りきり下台倉山に出た。
ココからは急な登りはなく比較的平坦な登山道が4km続く。途中、単なる水溜りにしか見えない白沢清水で給水する。見た目と違い湧水で冷たくて旨かった♬
平坦な登山道が終わると池ノ岳まで400mの登りが待っている。ヒ~ヒ~喘ぎながら登りきると姫ノ池のある広い地塘帯に出た。チョッとガスっているけど綺麗な地塘だった。
しばらく休憩と写真を撮ったら平ヶ岳頂上に向けて進む。ココから頂上は近い。少し下って少し登り返しまた地塘を抜けると頂上に到着した。頂上の看板はチョッとした樹林帯に設置されている。
頂上で座って休憩していたら左右のふくらはぎがピキピキ攣りまくりとても座っていられない。休憩もほどほどに下り始める。歩いていると攣りは治まった。大体体調が悪い時の登山は足が攣る傾向にある。結局鷹ノ巣駐車所から平ヶ岳を往復するのに9時間掛かった。
帰りは銀山平温泉「白銀の湯」で汗を流して帰路に着いた。
樹海ライン(国道352号線)沿いにある鷹の巣駐車場。
ココが平ヶ岳登山口になる。
トータルで20~30台程度駐車できる。
バイオトイレ設置。
トイレの先に登山口
登山口の看板。軽装で登り6時間30分、下り4時間30分と書かれている。
まずは林道を歩き始める。
崩れた橋の脇を渡渉。
平ヶ岳まで10.5km。往復21km長いな~
尾根の始まりから急登スタート!
早いうちに展望が開け燧ケ岳が見えてくる。
展望は良いけどキツイ登りが続く。
痩せ尾根が数か所。
ロープ設置場所数か所有り。
1時間以上登ってもまだまだ。。調子が上がらず休憩を繰り返しながら登る。
展望と天気は上々。
2時間掛けて尾根を登りきり下台倉山。
ココからは長い尾根歩き。
アップダウンが少なく楽に歩ける。
オオコメツツジ
平ヶ岳頂上が見えてきた。しかし遠い・・・・
台倉山三角点。
台倉清水。水場確認せず。
白沢清水。単なる水溜りにしか見えないけど、
底から湧き出た水が溜まった湧水で冷たくて旨い。濁さないように水を汲む
猿の腰掛。・・・かな?
池ノ岳に向けた300mの登りが始まった。
地味にきつい登り。
皆さんきつそうに登っている。
池ノ岳登り切ったぞ。
平ヶ岳頂上も間近。
池ノ岳頂上に広がる高層湿原の姫ノ池
平ヶ岳までもう少し!
平ヶ岳にも高層湿原が広がる。
頂上キター?。
少し樹林帯に入り頂上。
高層湿原にワタゲが舞う。
とっとと下ります。
チングルマの綿毛?
ワタゲも綺麗。
イワイチョウ。
池ノ岳から登山口の鷹ノ巣を目指して下山します。
ゴゼンタチバナ。
色素を持たないギョウリンソウ。
尾根の激下りが待っている。
ノリウツギ。
痩せ尾根を下る。
【雑感】
山はきつくて、登山口までのアプローチも長かった。。。、あまり感じたことないけど、二度と登りたくない山だな。