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ホワイトアウトで遭難寸前!危なかった「吾妻山」百名山78座目Digital-Nature-Photo.com

category : 山登り 2017.3.16


2017年第2弾は南東北遠征で2座目「吾妻山」へ登ってきました!

 2月25日(土)~26日(日)で南東北の百名山「蔵王」と「吾妻山」に登ってきました~♬
 メンバーは前回の美ヶ原と同じ岩隊員とsato隊員の3人。
 仕事が忙しくて記事が遅くなってしまいました。<(_ _)>



 26日(日)裏磐梯のペンションに宿泊しAM8:30宿を出発。本日は西吾妻山を目指す予定だけど、空はどんより曇っていて時々粉雪が降ってるあいにくの天気。。。前日から天気が悪いことは知っていたので、とりあえず登山口のあるグランデコスノーリゾートまで行ってダメそうであれば、銅沼周辺をスノーシューで散策しイエローフォールでも見て来ようと話していた。
 シャーベット状の道を登って行きグランデコスノーリゾートの駐車場に着くとあれま!雲の隙間から西吾妻山頂上がはっきり見える。流石晴れ男と感心し天気予報も15時から回復する予報なのでこれ以上悪くなることは無いだろうとの判断で登ることにした。(これが間違いでした)

 GL(ゴンドラリフト)と4QL(4人乗りリフト)の往復券を2,080円で購入。
 ゴンドラとリフトを乗り継ぎ登山口到着。スノーシューを履いて10時05分登山開始。下りのGL(ゴンドラリフト)の最終が16時で、しかも下りの4QL(4人乗りリフト)には乗れないのでゲレンデを下る時間を考えて3時までにはこの登山口に戻らなければならない。5時間あるんで大丈夫でしょう!
 登山口からは西吾妻山頂上は見えないが、途中のリフトからは西吾妻山の頂上方面は厚い雲が掛かって見えなくなっていた。それでも好天を祈って登山開始。
 西大巓(にしだいてん) 1,982mまで400mのいきなりの急登。気温は0℃位で無風なんで登り始めてすぐに暑くてインナーを一枚脱いでグローブも薄手の物一枚にして登って行く。
 しばらく登ってそろそろ西大巓が見えるかなってあたりで降りてくる人多数。稜線は風が強くガスって見通しが効かないため撤退しているようです。
 最後の急登を登れば西大巓かと喜んでいたら本当の頂上はもう少し先でした。ガスが濃くて視界が効かず間違えてしまった。気を取り直してもうチョイ登って西大巓頂上到着。20人ほどの人が休憩してるけどほとんどの人はココまでで折り返すようです。この辺で視界約10m。

 私たち3人は休憩もほどほどに先に進みます。ココから西吾妻山山頂までは一旦コルまで100mほど下り、そこから西吾妻山山頂まで130mほど登り返すコース。時間にして40~50分。
 まずはコルまで下ります。ココでアクシデント。隊長の左足スノーシュー可動部のヒンジの金具が壊れて制御不能デス。とりあえずタイラップで固定し進むけど、5分も歩くと金具でタイラップがスグ切断されます。それでも騙し騙し歩いてコルに到着。ココでまた予備のタイラップで固定。この時点で更にガスは濃くなり視界は7~8mまで落ちてました。

 西吾妻山山頂方面から下山してくる夫婦に聞くと、視界が悪くて頂上に辿り着けなかったそうだ「この先は更に視界が悪くて危ないからやめた方が良いよ」とアドバイスをくれました。まあそれでもスマホのGPSとガーミンのGPSがあるので大丈夫だろうと西吾妻山山頂に向けて登り始めます。途中から踏み跡は無くなりGPSを見ながら右だ左だとGPSだけを頼りに登って行きます。この頃には更に視界は悪化し5m位です。隊長のスノーシューは相変わらずすぐにタイラップが切れて歩き難くくて仕方ない。でもこの辺りではスノーシューが無いと膝上まで潜って厳しい状況なので何とか騙し騙し歩いてます。

 そしてGPSを頼りに何とか頂上に到着しました。ココでまたもアクシデント!岩隊員がスマホを落としたらしい。すぐに見つかるけど落した後にスノーシューで踏んだらしく画面が割れてしまった。
 頂上はフラットな台地にオオシラビソやコメツガの木が見えているだけで、頂上の碑は雪の中でみえない。GPS上で頂上を確認し写真を撮るのが精いっぱい。晴れてコンディションが良ければ雪を掘って頂上の碑を掘り出してもいいんだけど、ロープウェイの最終時間も気になるのでサッサと下山開始。

 ところが視界5mのホワイトアウト状態で風も強いので踏み跡は殆ど消えてしまっている。ココからはGPSだけが頼り。ガーミンのGPSでココまでの登ってきたルートを画面上に表示させているので、そのルートを辿っていけば登り口まで戻れるはず。
 ところが頂上を探すのに歩き回ったので沢山ルートが出来て、GPS上のどのルートが下山ルートか判らなくなりしばらく右往左往して、やっと下山路を見つけてGPSの画面を見ながら歩き難いスノーシューで方向を定めながらコル方向へ下って行く。
 私もココまでのホワイトアウトは初めてで、地面の雪と進むべき方向の空間の境目すら判らない状態で、雪の段差なんて転ぶまで段差があることすら判らない。sato隊員はスキューバで濁った水の中を潜っているみたいだったと言ってた。

 途中で一瞬雲が晴れて避難小屋が見えたけどすぐにまたホワイトアウト状態に戻ってしまった。小屋の方向は判ったのでホワイトアウト状態が無くなるまで小屋で待機しようかとも考えましたが、ココで休憩すると下りのGL(ゴンドラリフト)の最終に間に合わなくなると大変なのでそのまま進む。
 進み続けると下りから何となくフラットになり、更に進むと何となく登りになり多分西大巓頂上に向けた登りになったと判断した。これで道迷いの心配はほぼなくなりました。フ~!やっと緊張が少し和らぎました。この辺で隊員がお腹が空いて登れないようなので、一旦立ち止まって行動食を食べる。

 15分ほど休憩してまた登り始めるとすぐに西大巓頂上に到着。ココでまた強烈なホワイトアウト状態になり、GPSの登ってきたルートを辿るけどあまり左側によると滑落の危険性もあるので慎重にルートを進む。
 西大巓のニセ頂上を過ぎて急な下りを越え、樹林帯に入り風も穏やかになり踏み跡もしっかり残っているので、ココまで来れば安心。ココでこれ以上隊長の壊れたスノーシューを酷使すると取り返しのつかない事になりそうなので、左足のスノーシューは外して歩きます。後はプチスノーモンスターの写真を撮ったりしながら下り、出発して5時間後の3時10分頃に4QL(4人乗りリフト)の登山口まで戻ってきて、そこからゲレンデを下り3時30分GL(ゴンドラリフト)乗り口まで戻ってきた。まだまだ雪は降っていて15時から晴れてくる天気予報は完全に外れたようです。
 後は駐車場まで戻って雪を払い着替えて、駐車場を後にし 山の駅食堂 で夕飯をたっぷり食べて帰りました。

おしまい




グランデコスノーリゾート入口
チョッと晴れ間も見えてました。






看板前で記念撮影。






4QL(4人乗りリフト)を降りて準備します。






急斜面を登って行く~






この頃は視界もあり順調に登って行く。






チョッとモンスターチックになってきた。






急登で振り向くとこんな感じ。






スノーモンスターにはもう少し。






西大巓方面に進んでいるはずだけど






西大巓直下の登りに指しかかった。






西大巓頂上






どの辺だったか。プチスノーモンスター






西吾妻山に向けて登って行く。






西吾妻山頂上・・・のはず。






頂上をGPSで確認。






下山開始。ホワイトアウトが少し減ったところで撮影。
この後ホワイトアウトで撮影出来ず。






西大巓も過ぎて余裕になってきて、プチスノーモンスターと一緒に。






sato隊員と岩隊員。余裕だけど岩隊員は画面の割れたスマホが気になる。






壊れた左のスノーシューを外す。。






犬・・・ワン。






登山口はもうスグ。






【雑感】

 ここまでの強烈なホアイトアウトを初めて体験して、あれじゃGPSが無いと完全にアウト。しかも電池が切れればホントに遭難です。あんな状態になるような場合GPSを持っていても頂上は諦める勇気が無いとダメですね。反省デス!




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コメントは6件です

  1. achami より:

    あ〜〜このブログを読むことができて良かった。
    モンスターはいいけど、マジ気をつけて下さいね!
    ワタシを槍に連れていって欲しいのでww

    • carrera より:

      achami さん

      コメントありがとうございます。

      よっしゃ9月1週目の週末天気良ければ槍行きますよ!
      覚悟しといてください。^^

  2. テリー より:

    ホワイトアウトって、やはり、怖いですね。
    無事生還できて、よかったですね。

    • carrera より:

      テリー さん

      コメントありがとうございます。

      1フェール(トラブル)の出来事(電池が切れる)で遭難の危険は回避
      しないといけませんね!
      でも山って足を踏み外しただけで滑落ってありますからね~。。

  3. よしころん より:

    初めての雪山がガイドとの谷川岳。
    肩の小屋で30分ほど休憩して外に出ると何も見えなくなっていました。
    もちろん目前だった山頂はスルー。
    視界真っ白ななか氷の粒だけが横からも下からもバンバン顔に当たり続けていました。
    熊穴沢避難小屋へ下るまでは本当に恐ろしかったです。
    もうずいぶんまえのことですが、この時の経験は今での山へ臨むことへの大きな糧となっています。

    吾妻山、西大巓山頂に着いたとき、吾妻山方面に急激に雲がかかりはじめていたので引き返しました。
    西大巓までもノートレス、ワカンラッセルできつかった思い出~(笑)
    無理なく行けるところまでは得意技^^

    • carrera より:

      よしころん さん

      コメントありがとうございます。

      雪山に登っているとホワイトアウトは経験しますよね。。
      慣れた道であれば問題無いけど、急峻な場所や初めての場所じゃ
      予め戻れる確証が無いと進むにはチョッと無謀かも。

      ガイド登山でもトムラウシのようなこともあるし・・・・・

      今回はGPSはあったけどチョッと無謀かなと反省でした。

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