トータル99座となりました!
2015年9月4~5日に掛けて中央アルプスに残っていた日本百高山〝檜尾岳〟〝熊沢岳〟〝東川岳〟〝空木岳〟〝南駒ヶ岳〟〝仙涯嶺〟の6座に登ってきました。これで、日本百高山99座まで登りました~♬
最後の百座目は〝白山〟で制覇になります。近々登りに行く予定デス。。
2015年8月のお盆までは天気の良い日が続いたけど、その後は秋雨前線が停滞して天候不順が続いてました。白根南陵以降は山に行けない日々が続いてたんですが、この週末の9月4日(金)と9月5日(土)だけが晴れる予報が出たので急遽金曜日会社を休んで登ってきました。
【今回のルート】
1日目:菅の台バス停駐車場➩(バス)➩しらび平駅➩(ロープウェイ)➩千畳敷駅➩極楽平➩濁沢大峰
➩檜尾岳➩熊沢岳➩東川岳➩木曽殿山荘➩空木岳➩空木駒峰ヒュッテ ※C.T9時間20分
2日目:空木駒峰ヒュッテ➩空木岳➩赤梛岳➩南駒ヶ岳➩仙涯嶺➩南駒ヶ岳➩赤梛岳➩空木岳
➩空木駒峰ヒュッテ➩駒石➩小地獄・大地獄➩池山小屋分岐➩池山小屋林道終点駐車場
➩駒ヶ根高原スキー場➩菅の台バス停駐車場 ※C.T11時間55分
3日(木)夜前日移動し、菅の台バス停駐車場に着いたのは4日(金)0:30頃。この時点では予報通りまだ雨が降っていた。この日の駒ヶ岳ロープウェイへのバスの始発が7時15分なので6時まで仮眠を取る。6時に起きたら曇っているけど所々で青空が顔を出しているので天気予報通り好天の兆しが見えた。ゆっくりしていたら始発のバスを逃して臨時便の2番目のバスでロープウェイ駅に行く羽目になっちゃった。ロープウェイに乗るといきなり雲の中に入ってガックリ・・・・!ところが千畳敷駅に着く頃には雲を突き抜けて快晴の空!
トイレを済ませたり、登山届を出したりで千畳敷駅を出発したのは8時30頃。去年の秋に木曽駒側の百高山3座(将棋頭山・木曽駒ケ岳・三ノ沢岳)は登っていたので今回は、極楽平を目指して千畳敷カールを登る。
極楽平から檜尾岳を目指して南下始めるとドンドン雲が湧いて来て風も強くなり百高山第85位「檜尾岳」2,728mに到着するころには雨は降っていないが雲の中・・・・・・・☁。
檜尾岳から次の熊沢岳に向かっている時にアクシデント!視界が20m程度の中歩いていると、途中で道を間違った事に気が付いてUターンして正規ルートに戻り15分ほど歩いたら檜尾岳手前で追い越した年配の人に遭遇????!
自分は熊沢岳に向かって歩いていると信じているのでパニック。落ち着いて冷静に考えて見ると①自分が途中で道を間違ってUターンし正規ルートに戻った事、②この年配の人が私より先を進んでいるはずは無い事、を考慮して客観的に見ると明らかに私が間違っているんですが、それでもなかなか飲み込めず半信半疑で年配の人に付いて行くとやっぱり私が間違っていました。><
視界が無いって恐ろしい事なんですね。
熊沢岳手までは岩登りチックな所もあり想像していたよりは歩き難いルート。熊沢岳手前で雨が降ってきたのでザックカバーと合羽の上だけ着て歩き始めるとすぐに百高山第69位「熊沢岳」2,778mに到着。寒いので写真だけ撮ってささっと次の東川岳に向けて歩き出す。ココからはアップダウンは少ない楽なルートで百高山第97位「東川岳」2,671mに到着した。ココも写真だけで素通りし木曽殿山荘を目指して下って行く。150mほど下って木曽殿山荘到着。今日宿泊する空木駒峰ヒュッテには水が無いのでココにザックを置いて9分ほど下って「義仲の力水」で3.5L水を汲む。
木曽殿山荘から空木岳は標高差370m以上の急登と岩登りが続きC.T1.5時間。余分に増えた水でズッシリ重くなったザックと雨の岩登りでC.T通り1.5時間掛かって百高山第42位「空木岳」2,863m(日本百名山)に到着した。ココも写真を撮って素通し山頂直下の空木駒峰ヒュッテを目指して下山するとすぐ小屋に到着した。千畳敷駅を出発して7時間30分掛かった~やれやれ!
空木駒峰ヒュッテは地元の山岳会が運営する珍しい管理人常駐の避難小屋です。食事の提供は無しで寝具付4,500円/寝具無し3,500円で運営してます。水・ビール・ジュース類は販売してます。(これ大事!)
2時頃トイレで外に出ると風は強いが、満天の星空で明日の天気は良さそう♬
4時に起きてラーメンを食べ、アタックザックに合羽と水と行動食を詰め込み5時前に小屋を出発。強かった風も治まって絶好の登山日和となった。今日は空木岳まで登り返して更に南下し〝南駒ヶ岳〟と〝仙涯嶺〟を目指す。
稜線を歩き始めるとすぐに赤梛岳に着く。ココから見える南駒ヶ岳はどっしりとしていて風格ある山に見える。流石200名山!目を下に向けると摺鉢窪避難小屋が見る。初めはココに泊まろうかとも考えたが1人だと怖かったので諦めた。^^ 赤梛岳から南駒ヶ岳との鞍部に下ると摺鉢窪避難小屋の分岐があるが15分掛かるので行くのは諦め南駒ヶ岳に向けて登る。岩の多いルートを登り切り百高山第49位「南駒ヶ岳」2,841mに到着。
次に目指す仙涯嶺はどの山か判り難い。南駒ヶ岳のすぐ南の高いピークは違って更に奥にある尖ったピークが仙涯嶺のようだ。似非ピークを100mほど下って50mほど登り返すと百高山第82位「仙涯嶺」2,734mに空木岳から2時間掛かって到着した。10分ほど休憩し同じ道を通って空木岳まで戻る。戻りは標高を稼ぐため2時間30分掛かった。
空木駒峰ヒュッテの戻りアタックザックを仕舞いパッキングし終わって、小屋番さんと百高山の話やグレートトラバースの田中陽希の事やトランスジャパンアルプスレースの話を30分ほど談笑し小屋を出発した。しばらくは開けた稜線を下り途中のハイライトの駒石を眺め、樹林帯に入り小地獄・大地獄を過ぎて池山小屋分岐で水分補給し池山小屋林道終点駐車場に着いた。
いつもならココで車に乗って帰るのだけど、今回は菅の台バス亭駐車場に車を置いてあるので、車で下山する人たちを横目で見ながら更に1時間下山が続く。駒ヶ根高原スキー場を過ぎて舗装路を歩いて菅の台バス停駐車場まで標高差2,000mを下りきった。本日の移動時間トータル9時間30分でした。その後は駒ヶ根高原家族旅行村アルプスの丘にある「こぶしの湯」で汗を流し、中央アルプス下山後お決まりの明治亭のソースかつ丼を食べて帰った。
菅の台バス停駐車場の朝。まだ路面は濡れている。
空の一部に青空が見ているので好天を期待する。
千畳敷カールに着いたら青空~♬。
千畳って500坪だよね!それより広いだろー!
駒ヶ岳神社で今回の登山の安全を祈願!
極楽平への登りで千畳敷駅を振り返る。
丁度ロープウェイのゴンドラが上がってきた。
階段状の登りが続く。空は青く澄み渡り・・・・・。
振り向くと千畳敷駅は雲の中・・・・・あちゃー!
極楽平到着♪チョッと風が強い!
南に向けて稜線を進む。
一番奥が空木岳みたい。。。稜線の左側に雲が湧く。
ウスユキソウ!
途中のピーク濁沢大峰!油性ペンで書かれてる。。
徐々に登山道に岩が増えてくる!
奇岩も。
岩を乗り越え。。
時には岩を避けながら進み。
穏やかな稜線もありーの
ガスガスの中「檜尾岳」到着。百高山94座目
ココで恒例の黒糖かすていら!
チングルマの綿毛!
こちらはトリカブト!
乗り換えるのに難儀する岩場。
いよいよ雨が降ってきた!
「熊沢岳」到着!百高山95座目
熊沢岳から東川岳までの稜線はアップダウンも少なく歩きやすい。
「東川岳」到着。96座目!
東川岳から木曽殿山荘まではザレ場をガッツリ下る。
ガスガスの中木曽殿山荘到着。ココは予約しないと泊まれない。
木曽殿山荘から9分下って「義仲の力水」
水を汲んで上がって来るとガスが少し取れてきた!
下界は天気予報通り晴れているみたい!
空木岳に向けた急登!
標高が上がると徐々に岩が増えてくる。
第一ピーク?
ココから空木岳頂上まで岩岩岩・・・・・
木曽殿山荘から1.5時間で空木岳頂上到着。百高山97座目
空と私!合羽の色がグレーで地味過ぎると悩む・・・
チョッと下れば空木駒峰ヒュッテ。
晴れていれば外のテーブルでビールを飲みたかったな~
夜明け前の空木岳。
南アルプスから夜が明ける。
空木岳頂上から見える空木駒峰ヒュッテと駒ヶ根市の雲海。
ホシガラスがお食事の時間。
途中の稜線から日の出を拝む。
御嶽山にも朝日が灯る!。
赤梛岳から下を見ると摺鉢窪避難小屋。
〝南駒ヶ岳〟の雄姿。
赤梛岳と南駒ヶ岳の鞍部に摺鉢窪避難小屋分岐。
分岐から見た摺鉢窪避難小屋。往復に30分以上掛かるのでやめた。
南駒ヶ岳に向けて登ります。
岩岩の間を縫うように進む。
いよいよ南駒ヶ岳頂上の碑が見えて来た。
南駒ヶ岳頂上到着。百高山98座目(二百名山でもある)
南駒ヶ岳から昨日歩いてきた木曽駒方面も見える。
次の仙涯嶺はどこだ?手前のピークだと嬉しいな~。
手前ピークの頂上には木の棒が立っているだけでブッブー。はずれ
標高はかなり低いけど次のピークが仙涯嶺でした!
下る途中から見た仙涯嶺。なかなかカッコイイじゃない!
ココも岩岩の山。
途中で引っ掛かって止まった巨石。
岩を回り込むと仙涯嶺の頂上。百高山99座目
これで残す百高山は「白山」だけとなりました。
仙涯嶺頂上から南駒ヶ岳方面を見る。
南駒ヶ岳までの登り返して、帰りは頂上を巻く。
赤梛岳まで戻って来て南駒ヶ岳を振り返る。一番左の突起が仙涯嶺。
同じく赤梛岳から空木岳。
空木岳に向けた最後の登り。
空木岳頂上に戻ってきました。やっぱ青空が似合うわ!
空木岳から仙涯嶺を往復に4時間30分掛かった。
穏やかな南アルプス。
さて空木駒峰ヒュッテまで戻りますか。
今度来た時はこのテラスでビールを飲みながらマッタリしたい。
空木岳を振り返る。
しばらくは見通しの効く稜線を下る。
巨岩が目立つ。
こちらは昨日歩いてきた稜線。
この稜線の名物「駒石」。金峯山の五丈岩といい勝負!
でっかい!大きな一塊の石が年月とともに風化して割れたそうだ。
下山路にあった梯子。どこに登るの?
小地獄・大地獄の始まり。
ハイライトの鎖場を上から撮影。
こちらは下から撮影。
ズンズン下って池山小屋分岐の水場。
池山小屋林道終点駐車場到着。だけど車は無し。
地図の黄色いルート下って菅の台バス停駐車場まで更に1時間歩く。
温泉に入り恒例のソースかつ丼。
【雑感】
中央アルプスの稜線のアップダウンは大きくても100m程度で、北・南アルプスと比べるとが少ないのが特徴。(木曽殿山荘⇔空木岳除く)
いよいよ最後の1座を残すだけになりました。天気次第で次の週に白山に出掛ける予定。