ココ7~8年スノーピークのアルミ製コッヘルを使ってきて、これまで作った食事はラーメン・お茶漬け・カレー(レトルトじゃないよ)など。パスタやペンネを茹でたりご飯を炊いたこともあったが、不満もあった。
新たにクッカーを購入したのは軽量化のためではなく、これまで使ってきたコッヘルの不満を解消するためデス。
■ 湯切りの難しさを解消するため。
最大の使い難さはココにあった。今まで使ってきたスノーピークでパスタやペンネを茹でた後にお湯を捨てる湯切りが異常に難しいんです。蓋を少しずらして湯切りをするけど加減が難しくて湯切りの最中に中身が全部もしくは半分以上落ちてしまったこと多数。><
これが悲惨で、まずは夕食が食べられなくなることは当たりまえだけど、落ちた物をどう回収しようか悩んでしまう。大抵の場合は石と砂利を乗せてなかったことにしている。時には雪に埋めたり・・・・(スマンです)
根本原因は蓋が鍋の外枠までスッポリ覆ってしまう形状のためだからだと思う。ある程度多目にずらしてあげないと湯切りが出来ない構造なんです。
あれ!もしかして管理人が不器用なんじゃないと思っていませんか?管理人は技術系の仕事をしていてむちゃくちゃ器用ですよ。そんな器用な人が今度こそは失敗しないぞと思いながら湯切りをしても2~3回に1回はこぼしてしまうほど難しいんです。
■ アルミよりチタンの方が早く沸騰する!?
私の思い込みだけかもしれないが、アルミ製は熱伝導率が良いのでコッヘルのサイドまで熱くなって沸騰が早いはずだけど、これが逆に気温が低かったり風が強い悪条件化ではサイドから熱を奪われて沸騰までに時間が掛かってしまうと思っている。チタンの場合は熱伝導率が悪いため火が届く鍋の底だけが熱くなり、しかも温まったお湯の熱が外に逃げにくいため悪条件化でも安定していると思う。
とりあえず条件の安定している自宅の部屋で沸騰するまでの時間を測定してみた。
バーナーの火力を同じにし1Lの水が沸騰するまでの時間を計ってみたら、アルミ製が15分でチタン製が12分30秒とチタンの方が早い結果となった。安定した条件下では本来はアルミの方が早いはずだけども・・・・・もしかするとATSと言われるアルミコーティング技術のせいか?
それぞれの仕様
■ (新)EPIgasのATSチタンクッカーTYPE3-L(TS-202)
サイズ: 本体111mmH x φ130mm
容量:本体1.3L
重量:本体145g(実測)
材質: 本体/チタン、アルミニウム 取手/ステンレス
■ (旧)スノーピーク:トッレックコンポ (大きいサイズの仕様)
サイズ: 本体114mmH x φ136mm
容量:本体1.4L
重量:本体180g(実測)
材質: 本体/アルミ・アルマイト加工 取手/ステンレス
※お米を炊くにはやっぱりアルミの方がコッヘルを全体的に温め美味しく炊けそうなので、小さいサイズはアルミ鍋のままにしておいた。
おしまい
今まで使ってきたコッヘル!
蓋が鍋を覆っているので湯切りが難しい!
新しいチタンコッヘル。蓋が内側でしかも湯切り口つき!
チタンコッヘルで沸騰時間測定中
アルミコッヘルで沸騰時間測定中
鍋底のアルミコーティング。触るとザラザラしている。
鍋の焦げ付きも防止するらしい。