今年の雪山は〝大菩薩嶺〟〝雲取山〟に登ったけど雪が少なくてどうも消化不良気味の雪山。いろんな山の週末天気予報を見て谷川岳方面がココ数日雪が降り続いていたけど、2月21日(土)の1日だけ晴れて風も少ない予報なのでガッツリ雪山を堪能出来る豪雪地帯の谷川連峰〝白毛門〟に登ってきました。結局は松ノ木沢の頭で撤退しましたけどネ。。
この時期土曜日早朝下りの関越道はチョットでも乗り遅れるとスキー客渋滞に嵌ってしまうので4時に自宅を出発して関越道に乗った。車は多いけど渋滞なく水上I.Cを出て土合駅を目指す。土合駅前に車を止め登山準備をして7時30分頃に〝白毛門〟を目指して出発した。ところが白毛門登山口の駐車場への上り口が雪の壁になって入れない。(去年にの3月に登っているし油断していた) この周りをウロチョロして取り付きのルートを探していたらどうやら湯檜曽川に沿って上流側からアプローチするか、土合山の家からアプローチするしかないようだ。土合山の家まで戻り取り付きを見つけた。それから踏み跡を辿って登山道に向かったが、やたらと遠回りしていて結局登り始めるまでに1時間以上もロスってしまった。
始めはアイゼンなしで登っていたが、とにかく雪が多くてズルズルで登り難いので途中からワカンを付けて登り始める。ワカンは沈み込みは防げるけど急斜面は爪が左右方向の滑り止めにしかなっていないために滑ってやたらと登り難いし、下りは最悪で滑りまくった。急斜面では前後方向に効く爪が無いと滑りに対処できない。アイゼンを履いたままワカンを付けるとかなり楽になると思うが重くて大変だろうな。。
途中で先行者を抜いて、膝上のラッセルで進むが更に後ろから来た親子の2人組に先頭を譲って楽をさせてもらった。慣れない急斜面でのワカン歩行で滑りまくって疲れ追いつくことが出来なかった。
お昼過ぎに松ノ木沢の頭に到着したが、ココから先へは登山道の取り付きで時間を食ってしまったことや、気温が10℃近くまで上がって雪崩の危険性もあるため松ノ木沢の頭で引き返すことにした。
おしまい
土合駅までの道は所々で凍結!
土合駅到着。
土合駅前から白毛門。雪の量がすげぇー!
今日は気温が上がるらしいので雪崩に注意が必要。。。。
初めて土合駅の中に入ってみた。
1番線の下りホームには462段の階段を下って81m下らなければ辿り着けない。
ってことは東京から来たら462段の階段を登って谷川岳に挑戦って事だ。
改札前にはテントが張ってあってまだ就寝中。
トイレは作り直したばかりでとっても綺麗。
駅前の限られた駐車スペース。
線路(トンネル側)。
白毛門登山口駐車場への登り口が雪壁で塞がれて登れない。><
30分以上ロスして土合山の家側からアプローチ。
踏み跡を辿って進む。
東黒沢の上に積もったスノーブリッジを通過!
1時間以上遅れてやっと登山開始。
しばらく雪の急斜面を腰辺りまで埋まりながら悪戦苦闘して登る。
尾根に辿り着く頃には日が当たってきたけど暑い。
豪雪地帯っぽい画像。。
木々の隙間から谷川岳が見えてくる。
天神平スキー場。
木の脇を巻いて進む。
雪が多くて時間が掛かる。。
途中から先行者と交代してラッセル。
ワカンを履いていても膝上まで潜る。
頂上が見えてきたけどいつもより遠く感じる。
作った道を振り返る。下っているところは慎重に!左側に滑ったらアウト
雪庇地帯に突入。
松ノ木沢の頭までの急登。
お昼過ぎ松ノ木沢の頭到着。踏み跡は先行した親子の物。
去年の3月より断然雪の量が多い。
名残惜しいですが下山します。
去年の秋甲武信ヶ岳でストックを折って、また折ってしまった!
下山しながらの眺め。浅間山方面を見てると思う
雪庇地帯を下山中。
雪のコブを乗り越えて。
木に付いたツララと山並みをパチリ。
ワカンで急登は今後の課題。
登る時には通らなかった登山道入り口の橋。
これだけの雪が積もってよく壊れないな~
下の方にはクラックも入ってるし・・・・・
【雑感】
急斜面でのワカンの使い方は考え直さないとだめだろうな~。
次回は登山道へのアプローチも判ったし厳冬期頂上に辿り着きたい。でもガッツリと雪山を堪能できたので楽しい雪山登山でした。