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山登り

初冬の燕岳登山

投稿日:2014年11月24日 更新日:

2014年第18弾は小屋閉め前の燕山荘に泊まり〝燕岳〟に登ってきました!

 燕山荘が小屋を閉める直前の11月末の金曜日~土曜日に掛けて雪の絶景を求めて燕岳に登ってきました。
 燕山荘からの眺めは槍ヶ岳や裏銀座を見渡せ、私の中でもTOP5に入るほどの景色が拝める山!
 この時期高い山は雪が積もって更に空気が澄んでいるため写真を撮るには最高の条件でもある。プロの山岳写真家もこの時期よく登って来る。実際に土曜日の下山時に白馬連峰を中心に撮影しているプロ山岳写真家〝菊池哲男〟が燕山荘目指して登っていた。
 今回の友人とは初めて一緒に登る。初冬の燕岳からの絶景を見たいってことで登ることになった。雪の積もる登山道は初めてで道具も持っていないため私の古いアイゼン(10本爪)を貸すことにした。



 朝4時友人と待ち合わせして、圏央道⇒中央道⇒長野道に入り安曇野I.Cで降りて、今回は中房温泉までバスで向かうため〝しゃくなげ荘〟を目指す。
 7時30頃にしゃくなげ荘に到着し8時過ぎのバスに乗り中房温泉に向かう。合戦尾根は数年前に表銀座と裏銀座を一気に縦走した時以来だ。

 9時すぎ中房温泉登山口を出発。登り始めてスグは急登の北斜面で日当たりが悪いので凍結場所もあり滑りやすい。しばらく登ると第一ベンチ到着。合戦小屋あたりで本格的な雪道になると予想していたが予想に反して結構雪が残っている。それでも第二ベンチ・第三ベンチ・富士見ベンチと雪道をつぼ足で登って行く。雪の登山道が初めての友人にはココでアイゼンを装着させる。
 合戦小屋で12時になったのでお昼休憩とし長めの休憩を取った。日向はポカポカ陽気で暖かく無風快晴の絶好の登山日和だ。登って来る途中で三脚を背負っている下山者に今日の朝日はどうでしたって聞くと「日の出から雲一つ無い快晴で今一でした」って返事。やっぱり雲が無くてはドラマチックな日の出の風景は撮れない。贅沢だけどネ!
 合戦小屋を出発し森林限界を越えて尾根筋に出ると槍ヶ岳の雄姿が見えて来た。小屋直前のテント場に向かう道は積雪のため通行止めで、尾根を直登するコースを登り13時半頃燕山荘到着。

 受付を済ませすぐに〝おでん〟をつまみにビール・ワイン・焼酎で宴会♬。食堂の一部で煮炊きが出来るのはありがたいナ~。他の小屋では貧相な場所でしか自炊が認められていないが、ココはストーブは有るし、目の前にテレビありで贅沢な場所で自炊が出来る。(この時期だけかもしれないが・・・)16時を過ぎて夕日撮影のため一旦宴会終了。小屋の裏手に回り表銀座・槍穂・裏銀座が見渡せる場所で夕焼けを待ったがまったく焼けることなく撤収~><
 小屋の夕飯を食べて、消灯21時まで宴会が続いたのは言うまでもない。^^

 次の日は日の出予想は6時20分で、5時過ぎから起きだして外に出てみるとあちゃー雪が降ってるがな~
 でも頭上の雲は薄く朝日を拝める可能性は残っている。6時頃には雪は止み星が見えてきたものの東の空は分厚い雲で覆われている。日の出時間を過ぎて6時30分に朝飯の時間となり皆さん諦めて小屋の中に消えて行った。私も朝飯を予約していたがなんとなく絶景が見れる予感からしぶとくカメラを構えていた。すると6時40分頃雲の隙間からオレンジ色の太陽光線の筋が幾重にも広がり始め山並みを照らし幻想的な風景を見せてくれた。たった5分程の短い時間だったが夢中でシャッターを切った。
※この光景は燕山荘のスタッフでもめったに見られない素晴らしい光景だとブログで紹介されてましたヨ。

 その後は朝飯を食べて、帰宅準備をしザックを小屋前に置いて空身で燕岳に往復しザックを回収して下山を開始した。下りでは燕山荘小屋閉め前の最後の週末で3連休初日だったため多くの登山者とすれ違った。300人位とすれ違ったんじゃないかな~。印象的だったのはテント泊装備の登山者がやたらと多かったことで、多分50張程度になると思う。燕山荘は元々テント30張しか張れないのに、更に雪でテン場がかなり狭くなっているのでどうなったことやら!

 下山後は中房温泉からバスに乗ってしゃくなげ荘に戻り、同じ敷地内の〝穂高町温泉健康館〟で温泉に浸かった。中房温泉から源泉引いているらしくとっても気持ち良かったし銭湯より安い410円で入ることが出来てお勧めです!
 帰りにお蕎麦を食べたけど新蕎麦の香全くなしで今一でした。最後が悪かった~残念!
 安曇野I.C近くのモンベルのお店に寄ってみたけどデカいね~

おしまい


9時過ぎ中房温泉から登り始める。




まだ熊いるのかな~。




スグに登山道に雪が現れる。




日の当たらない場所は雪が残る。




第一ベンチ到着。雪が結構残っている。




熊笹の上に雪が積もって緑と白のコントラストがイイね~!




荷揚げリフト。夏はスイカが運ばれる。




第二ベンチ到着。




大学生らしき一行。最後のOBっぽい人のザックがデカくて苦しそうに登っている。
結局この方たちは多分合戦小屋あたりでビバークしたみたい。





これ良いな~!動物の毛皮




富士見ベンチ到着!木と木と間から富士山が薄っすらと見えた。




富士見ベンチを過ぎると大天井岳が見えてくる。




合戦小屋まで10分




合戦小屋まで5分




そんでもって合戦小屋。




燕山荘までは近い。合戦小屋が森林限界でココを過ぎると高い木が無くなる。




平日なのにこの登山者の数!




槍ヶ岳が登場。




稜線に出て燕山荘がはっきり見えてくる。




登山道にはこの時期でガッツリ雪が積もっている。。




夏道は斜面を右側に向かって登って行くが、この時期は尾根を直登。




この急斜面を直登する。アイゼン無くて登れるかな~?




燕山荘の裏手に到着。




吹き溜まりこの通り。




裏銀座もクッキリ。




燕岳のコントラストが雪で更にクッキリ。




雪が積もってテン場スペースが少ない。




槍ヶ岳は逆光で見えにくい。




燕山荘にチェックイン。
小屋閉めを前に食堂には雪の重みで潰れないようにつっかえ棒が設置されている。





生ビールで乾杯。おでん煮込み中。




日が落ちて撮影を始めるが夕焼けには期待薄。




大天井岳方面。チョッと焼けたがココまで。。
この後も30分以上粘ったが日が暮れてしまった。><





燕岳も沈黙!




17時30分から夕飯スタート。なかなか豪華な食事ダ!








次の日!分厚い雲の隙間からオレンジ色の太陽光線が降りてくる。
※画像クリックで大きな画像が出ます。





朝日撮影を終えて朝飯。




風が強いが防寒対策をして燕岳に向かう。




槍ヶ岳は雲の中。




燕岳を巻いて北燕岳・餓鬼岳方面に向かうルート。




燕岳頂上2763mに到着。




眼鏡岩。




イルカ岩と燕山荘と大天井岳。




下山を前に記念写真。




小屋前の変な石像。




下り始めてギリギリで槍ヶ岳に掛かっていた雲が取れてお顔が見えた。




しゃくなげ荘の〝穂高町温泉健康館〟




【雑感】

 実はこの時期の燕岳には行きたいと去年も計画していたんですが、天候悪化で断念してました。今年は天気に恵まれて最高の朝焼けも見れたし大満足の登山でした。MY登山隊に新しい仲間が加わったことも収穫でした。子供が小さいので本格的な雪山は止めた方がいいと諭しておきました。^^


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