南八ヶ岳の〝横岳〟〝硫黄岳〟に登ってきました。
今冬から雪山テント泊を始めるべく、棒茄子をつぎ込んで雪山テント泊アイテムを購入した。
主な購入アイテムは、
・ザック
ドイターのエアーコンタクト 75L+10L
・シェラフ
NANGAのオーロラ750DX
・ワカン
・スコップ
・アイスアックス
グリベルMATRIX TECH
・テントシューズ(ISUKA)
・サーモス(ステンレスボトルFEK-800)
など。
これだけあれば快適なテント泊が出来るはずと、実力を確認するため赤岳鉱泉に行ってきた。(ワカンはお留守番)
ついでにジムニーのフロントだけスタッドレスタイヤ新品に交換。
美濃戸に着いたのは、AM5:30
美濃戸口から美濃戸までは雪がまばらでスタッドレスタイヤであれば問題なく登れる。
(帰りあほな奴らがノーマルタイヤで入ってきてスタックして立ち往生)
辺りはまだ真っ暗なのでしばらくの間車の中でノンビリし、
薄明るくなったところで支度を始め、AM6:40駐車場を出発。
美濃戸山荘から道路の雪が急に増えて来る。
北沢と南沢の分岐。
今回は北沢を通って赤岳鉱泉を目指す。
北沢は途中まで車が通れる車道を歩く。(一般車は通行止)
雪はそんなに多くなく、アイゼンなしで問題なく登れる。
途中の車道沿いの沢は完全に凍っている。
石を転がすと面白いように転がって落ちていく!^^
車道を1時間ほど歩くと、中間点まで来る。
ココからは本格的な登山道となる。
登山道の途中から見上げると、天気は上々で稜線までクッキリ!
途中の木道も積雪
アイゼンを履いていないので注意して歩く。
沢は雪と氷の世界!
登山道が全面凍結!
アイゼンを履いていないのでココは巻いて登る。
途中から大同心が見えてきた。
赤岳鉱泉に到着。
アイスキャンディーを初めて見たが迫力満点。
まずはテン泊の受付をしてテントを張る。(テン泊代1000円)
水は小屋で無料で分けてくれる
テント設置後、地蔵尾根を目指し行者小屋方面に歩き始める。
中山展望台分岐
行者小屋に到着。
今回は行者小屋にも寄らずにイキナリ地蔵尾根に取り掛かる。
まずは樹林帯を登って行く。
樹林帯を抜けると、階段が出てくる。
去年2月に登った時と比べると雪が少なくかなり階段が露出している。
地蔵尾根途中から、大同心と小同心!遠くには硫黄岳。
エーっと!多分阿弥陀岳!
階段が露出しているため難なく登れる。
途中のお地蔵さん
雪が締まっていてアイゼンが効いて登りやすい!
地蔵の頭手前のナイフリッジは、積雪が少なくまだナイフリッジになっていない
地蔵の頭から横岳方面を見る。
二十三夜峰を過ぎて赤岳と富士山を振り返る。
所々で梯子が出ているが問題ナス!
ニホンカモシカと遭遇!
5mの距離でも逃げるそぶりもない
所々でトラバースするが、雪崩などの危険全くなし!
但し滑落には注意が必要!
長野側に回り込んだり、山梨側に回り込んだりトラバース道が続く。
北アルプスの展望もGOOD!
三又峰(?)から横岳を望む!
杣添尾根(そまぞえおね)ルートとの三差路
杣添尾根ルート
横岳直前のピークを越える。
日本100高山第52位の横岳2,829m頂きました。
横岳頂上から硫黄岳に降りるルート!イキナリのやせ尾根
更にトラバース道。夏道なら問題ないが、雪だと気を使う!
横岳からチョット下るとスグに安全なルートに出る。
ココからは遮るものが無く風が強い!
途中から振り返る
硫黄岳小屋まで降りてきた。ココが一番低い場所
硫黄岳山荘玄関。ココに冬季小屋があれば是非泊まってみたい!
硫黄岳登りの途中から横岳方面を振り返る。
硫黄岳頂上直前
1ヶ月ぶりに再度硫黄岳頂上!
風が強いのでスグに下山し赤岩の頭まで降りてきた。
赤岩の頭から赤岳・横岳を振り返るが、富士山はもう見えない。
この先には雪庇が張り出しているので注意!
赤岳鉱泉・峰ノ松目・赤岩の頭分岐を赤岳鉱泉側に下山する。
サクッと下って赤岳鉱泉テント場とアイスキャンディ
一番上から四六時中水が散布されている。
今回の装備。ワカンは自宅でお留守番。
足元がポカポカ!ISUKAのテントシューズ。
今回の持ち物でまったく無駄なものNo1は年賀はがき??????
【雑感】
今回が雪山テント泊初体験!
シェラフを冬用のNANGAのオーロラ750DXとISUKAのエアー280の両方を持ってきて、寒かったら2枚重ねて寝ようと思ってたが、あまり冷え込まずオーロラ750DXで十分だった。
-20℃を下回ったらどうなるか心配。
まあ概ね問題なく過ごすことが出来た。