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山登り 日帰り

立山で百高山2座ゲット(龍王岳・剱御前)

投稿日:2015年7月15日 更新日:


2015年第9弾は立山の〝龍王岳・剱御前〟に登ってきました!

 野暮用と週末の雨とで1ヵ月半も山に登ってなかったです。久々のお天気7月11日(土)立山に日帰りで登ってきました。
 目指すは、日本百高山38番目の〝龍王岳〟2,872mと70番目の〝剱御前〟2,777mと登ってきました。これで日本百高山88座目ゲットし残すは12座となり今年中制覇が見えてきたかな~!?

<あらすじ>

 時刻表を見るとこの時期扇沢駅トロリーバス始発が7:30で室堂到着時刻が9:30。帰りは室堂発の最終トロリーバスが16:30で7時間しか猶予が無い。更に悲惨なことに下の地図を見ると判ると思うけど、登る山は龍王岳と剱御前で室堂ターミナルを挟んで真反対に位置している。ぐるっと回ってC.Tは9時間40分!ヒェ~><




 扇沢駅に着いたのは11日の1:30頃で夜空には天の川までクッキリ!明日の天気が約束された夜空だった♪
 7:30の扇沢駅からトロリーバスに乗り黒部ダムに到着後、200段の階段を登って展望台で写真を撮り急いで黒部ダムの上を歩いて黒部湖駅へ。ココでケーブルカーの臨時便が出てそれ以降も室堂まで臨時便が続き、室堂到着が30分早まり9:00に到着できた。これで使える時間が30分増えてMAX7時間30分となった。これはラッキーだった。

 まずは玉殿の湧水で水を1.5L補給してスタート。(この時は途中でコーヒーでも沸かして飲むつもりでいた)
 グズグズの雪の上歩いて立山室堂山荘まで行く。まっすぐ行けば一ノ越だけど龍王岳を登るため右に折れて浄土山を目指す。途中雪の斜面があるけどアイゼンは必要なし。浄土山に向かう途中で室堂山展望台に寄ってみたけど、普通の観光客が北アルプスの景色を見るんだったら良いけど、浄土山まで登るのであればココに寄る必要なく無駄な時間を使ってしまった。
 岩場の急斜面を登ると浄土山北峰に着き更に進み南峰まで行くと富山大学立山研究所施設がある。ココのH.Pを見てみるが、2012年12月以降全く更新なし。
 そこから南南西側200mに龍王岳2,872mがあり、チョッと急なガレ場を30mほど登ると頂上に着く。日本百高山87座目ゲット~♪

 次に目指すは稜線の真反対側にある剱御前で、雄山・大汝山・富士ノ折立(立山三山)・真砂岳・別山を越えて行く。次の雄山には167m下りそこから300m登り返して50分で到着。雄山頂上には500円でお祓いしてもらわないと辿り着けないのでパスし、立山主峰の大汝岳頂上を通過し富士ノ折立へ。ココからは富士ノ折立・真砂岳・別山は巻いて進み13:25剱御前小屋到着。この時点で終電までのタイムリミットは3時間。
 剱御前小屋でザックを降ろし小屋で購入した〝なっちゃん_オレンジ〟とカメラを持って往復C.T1時間15分の剱御前に向けて出発。あっさり15分で剱御前に到着しちゃった。剱御前の名前だけあって剱岳を眺めるにはココからがベストショットに間違いない。
 写真を撮ったら元来た道を戻って剱御前小屋に戻ろうとするがココでアクシデント!子供を連れた雷鳥が登山道を通せんぼ。今まで聞いたことの無い鳴き声で威嚇してくる。「何もしないから通して!」と言っても聞く耳持たず・・・・10分近くロス。><

 剱御前小屋まで戻って雷鳥坂を500m下り始めるが途中で右膝が痛くなりスピードが出ない。近頃山登り1ヵ月ほどサボると必ず痛くなるようになってしまった。雪渓では膝痛が緩和され50分ほどで称名川まで下ってきた。そこから室堂ターミナルまで160mまた登り返さなくてはたどり着けない。階段が多くて必要以上に疲れて「雷鳥荘」と「みくりが池温泉」を通過し室堂ターミナルには16:00に到着した。朝の臨時便が無かったら危なかった~。
 あとは最終便を乗り継いで扇沢駅へ。そこから車を運転し22:30自宅へ到着。

※今回は一部を除きEOS 5D Mark Ⅱで撮影

<おしまい>



扇沢駅とチケットを求めて並ぶ人。空は快晴♪ スマホショット






7:30にトロリーバスが出発し15分で黒部ダムに到着。
200段の階段を登ってダム展望台へ!






迫力満点の放水。まだ日が当たらないので虹が出ない。。






黒部湖の向こうに見えるのは赤牛岳であれも未踏の百高山なんだよな~!
今年の夏休み水晶岳から赤牛岳経由で読売新道を通りこの黒部ダムに降りてくる予定。
※8月23日追記。結局夏休みは黒部ダムから赤牛岳登りました。登山記録はココ






遠くに見るのは立山三山。






ダムのデカさに圧倒される。






ダムの下には下ノ廊下に向かう沈下橋が見える!






臨時便のケーブルカーで黒部湖駅から黒部平駅へ。






1,830mの黒部平駅から立山三山を見上げる。手前は〝タンボ平〟で秋の紅葉は見事。






ロープウェイで2,300mの大観峰に到着。
途中に支柱の無いロープウェイとしては国内最長らしい。






大観峰から後立山連邦を見ると去年登った針ノ木岳やスバリ岳・赤沢岳の稜線がクッキリ!






最後尾のトロリーバスに乗り9:00チョッと前に2,432mの室堂到着。






室堂平に出ると結構雪が残ってる~。天気はバッチリ!






玉殿の湧水で1.5L給水。






ホテル立山。外観はチョッと傷んできてる。






立山室堂山荘に向けて雪の上を歩き始める。






スグに到着。






ココを右に折れて浄土山に向けて出発。






途中雪渓を登るがアイゼンの出番なし。






振り返ると室堂ターミナル。このアングルは新鮮!
奥に見える山は〝奥大日岳〟でココも称名滝まで歩いてみたいナ~






室堂山展望台。ココまでしか登らないのであれば北アルプスの絶景が拝めるが、
浄土山まで登るのであればココに寄る必要ない。






薬師岳・笠ヶ岳・槍ヶ岳の雄姿が一望出来る!






遠くに白山も!






浄土山に向かう岩場の登り。






ミヤマキンポウゲ!






ハクサンイチゲ!






ココまで来ると傾斜が緩んで登り易くなる。浄土山北峰は近い。






2,831m浄土山北峰到着!






浄土山南峰に建つ富山大学立山研究所。






こいつが今回の目標のひとつ2,872m〝龍王岳〟






南峰にザックを置いて龍王岳を登り始めるが、落石が怖いんで足早に登る。






頂上見えた






〝龍王岳〟ゲット!






北アルプス中央の百名山が一望~!右手前が五色ヶ原






こちらは今から進む稜線で右端が雄山!






何かの跡!






薬師岳方面への縦走路!そのうち・・・






一ノ越に向けて167m下山中。目の前にはドーンと雄山。






ミヤマキンポウゲ群落!






一の越山荘!裏側から見るのは初めてだけど結構でかい小屋。






正面から見るとデカさを感じない。






一ノ越から室堂平を見る。






さてココから雄山頂上までガレ場を300m登ります。






途中の祠。






雄山到着!頂上に神主さんが立ってる。頂上は諦めて、おにぎり1個食べてすぐ出発






室堂平はまだ雪が沢山!






続いて立山主峰〝大汝山〟!






以前〝大汝山〟に訪れたのは3000m峰21座制覇の最後の1座だった!






大汝山休憩所!映画〝春を背負って〟の舞台になった小屋
笹本稜平の小説「春を背負って」をアレンジして作られた映画で、本来は奥秩父が舞台の小説






次は富士ノ折立だけど真砂岳に向かう!






富士ノ折立を見上げると飛行機雲!






右の雪渓が内蔵助カール!






結構な急斜面を下る!塩見岳の下りに似ている。






まだまだ天気は快晴!後立山もクッキリ!






大走り分岐!左側に降りて行くと大走りで稜線を進むと真砂岳。






真砂岳を巻いて次は別山を目指す!






こちらの雪渓は真砂沢カール!






別山の登りを前に立山三山を振り返る!






別山巻き道!残雪期は滑落の可能性があり危険だけど、もう雪は残っていない。






巻き道途中で雪渓からの水場。温まった石の間を通って落ちてくるため冷たくない。






巻き道途中から立山三山を振り返る!






稜線に合流!






やっとまともに剱岳!凛々しい~♪






中央に今日の2番目の目的地〝剱御前〟!






別山乗越に建つ剱御前小屋にザックを置いて〝剱御前〟山頂を目指す!






あっさり15分で到着!看板の文字は消えて読めない。






三角点とGPSで確認して2,777m〝剱御前〟ゲット!






〝なっちゃん_オレンジ〟山で飲むと旨し!






管理人登場(無駄な一枚)!帽子の汗が乾いて塩噴いてる。。スマホショット。






ココからの剱岳がベストショットだと思う!眼下には剱沢雪渓






来た道を振り返る!






剱御前小屋に戻る途中で雷鳥の親子に遭遇!






雷鳥のオスメスに威嚇される!まじで怒っている。。






雷鳥で10分ほどロスして剱御前小屋到着!
実は小屋側のピークが2,792mで剱御前より15mほど高い。><






立山に薄っすらと雲が掛かってくる!






ゆで卵食べて雷鳥坂を500m下る!はるか下に雷鳥沢キャンプ場のテントが見える。






途中の雪渓下り!膝にやさしい。。






テン場が近づいてきた!






下ってきた雷鳥坂を振り返る!






称名川まで下って来た!まだまだでかい雪渓が残っている。






雪渓が崩落し8月までにはほとんど雪渓無くなっているはず!






またまた雷鳥坂を振り返る!






こちらは立山三山!






雷鳥沢テント場到着。雪を避けて僅かに出た地面を選んでテントを張っている!
テントを持ってくるんだったと激しく後悔!
そうすればココで本日の行動は終了で雷鳥沢ヒュッテで温泉と生ビールが飲めたのに。。。。






うらめしい雷鳥沢ヒュッテを見ながら室堂ターミナルに向けて
重い足を引きずるように雪渓と石の階段を登り始める!






地獄谷からは勢いよく水蒸気が吹き上げる!






地獄谷は硫黄濃度が上がって危険なため立ち入り禁止!






先ほどまで居た別山乗越にも雲が掛かってきた。






まだまだ階段が続く!






雷鳥荘を見下ろす!






みくりが池温泉に向かう途中!まだ石段が続く






みくりが池温泉到着!小屋前で宴会中の客多数!腹立つ~!^^






雪の残る〝みくりが池〟!






コバルトブルーで綺麗だ~!






16:00少し前に室堂ターミナル到着!






帰りの黒部ダムで立山三山に沈む太陽!






トロリーバスのデザイン!






帰りに横川S.Aで夕飯!






【雑感】

 テント担いで行けば時間に追われることもないし、下山してすぐに雷鳥沢ヒュッテで温泉に生ビールが味わえたのに・・・・・
 今考えると、テント担いで行けば良かったと激しく後悔!



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